戦友への激励


戦友への激励

 

「ルネサス 国が救済

失敗なら国民負担も」

 

先日、新聞の大きな見出しが
目に飛び込んできました。

ルネサスとは、日立製作所、三菱電機、
NECの半導体事業が前身の大手会社。

モーターなどの動きをきめ細かく制御する
マイコンが主力で自動車向けでは世界で
4割超のシェアを持っています。

官民ファンドの産業革新機構は、
ルネサスエレクトロニクスの株式の
3分の2を1千数百億円で取得
する方針を固めたそうなんですね。

これは1千億円で買収提案をしている
米投資ファンドに対して、ルネサスの
高い技術力の国外流出を防ぐ目的です。

世界の半導体市場は、1950年代から
70年代までアメリカがトップを占め、
80年代から90年代まで日本がトップを
独占していました。(シェア約75%)

私は前職、半導体エンジニアだったので
そんな半導体業界の華やかな全盛期を
経験しているんですよ。

独身はソアラ、スープラ、BMWなどの高級車
を乗り回し、既婚者は次々と住宅を購入、
仕事は国内海外を飛び回り、毎日が午前様

のスーパーハードスケジュール。

そんな状態が永遠に続くと誰もが信じて
いました。

その会社が2009年突然、倒産したんです。
原因はリーマンショックでした。

倒産決定後、約500人いた社員たちは、
どうしたらいいか分からずうろたえ、
眠れなくなったり、気持ちがうわの空に
なったり、無口になったりしました。

ですが、結局、会社は何もしてくれない。
いやできないんです。

私も20年勤めていたにも関わらず
無力な自分が悔しかった。

会社の最終日、ここに来るのはこれで最後かと
自分が所属していた開発ルームで1人、

たたずんでいました。

壁に大きく掲げられた『安全第一』の横断幕を
眺めていると今までの20年間が自然と
思い出されてきたんですね。

新入社員だった時、大分工場を立ち上げるんだと
10人足らずで毎日、深夜まで仕事で燃えていたこと。

分からずやの先輩や上司に何度もブチ切れて
くってかかったこと。

「お前の好きなようにやってみろ」といろいろと
チャレンジさせてくれたこと。

自分のミスを上司がかばってくれたこと。

会社初の海外駐在員としてシンガポール
駐在所を立ち上げたこと。

壁に貼られた客先別開発スケジュール表を
眺めながら、会社での出来事を懐かしみました。

本当に青春でした。

 

そして最後、開発ルームに正座して静かに
黙とうし深々と頭を下げ、人生の再出発を
心に誓ったのでした。

ところでルネサスは、今後、従業員の約3割
となる1万2千人超の削減を進めていくそう
ですが、関連会社まで含めると今回の事が
どれだけ大きな影響か想像も付きません。

ですが、私たちはどんな状況からでも
這い上がって生きていく必要があります。

私は会社倒産後、最初にやった事は、人生の
棚卸しをして自分の強みと弱みの見直しでした。

私の強みは、能力開発(メンタルトレーニング)、
弱みは、人の好き嫌いが激しい人間関係。

そして自分の強みに磨きをかけて、弱みを克服
しようと思ったんですね。

それが今の仕事である、営業・ビジネスの
メンタルトレーニングのコンサルタントとしての
基礎となっているのです。

もしかしたらあなたはこれから独立されたり、
社内起業家として活躍したり、あるいは
新しい会社に移られるかもしれません。

その時、自分のプラスとマイナスを
知ることでステージアップする事が
できる可能性が高くなります。

ところであなたは自分の強みと弱みを
把握されていますか?

そうすることで意外な可能性や改善方法が
発見できるかもしれませんよ。

 

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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