メンタルトレーニングの方法といっても
もしかしたらあまり馴染みが無いかもしれませんね。
その方法も今ではかなり多様化しており、
特にスポーツ界では、当たり前のようになって
きていますが、自分の能力を高める方法の
１つなんですよ。
およそ３０年前、私が小学生だった頃、
自己啓発書や能力開発の本などは
ほとんどありませんでした。
そして実は、私がメンタルトレーニングの世界に
足を踏み入れる切っ掛けがありました。
それは私が、いじめられっ子だったからなんです。（笑）
原因は強烈に頭が悪く、バカだったから。
（コレ、ほんとです。笑）
学校の皆んなからバカにされる毎日。
本当だから仕方がないのですが、
「もっと強くなりたい！」
岡崎少年は、そう思った。
時代は、ブルースリーやジャッキーチェンの
人気絶頂期。
ある時、映画『燃えよドラゴン』の中で
ブルースリーが少年にこう語った。
「Don’t Think. Feel！（考えるな、感じろ！）」
「じゃあ、いったい何を感じればいいんだ？」
そこで人間が持っている全ての機能、
五感（視覚・聴覚・嗅覚・触角・味覚）、
そして第六感。
これら全ての感覚を最大限に開く事をやってみよう。
そう思った。
・雲の流れ、変化・・・
・雨音や風の音、カエルやセミ、鈴虫の鳴き声・・・
・照りつける日差し・・・
・風が身体を吹き抜ける感覚・・・
・山や川の自然の香り・・・
「これらは何を自分に語りかけようとしているのか」
全身がアンテナになったつもりで
聞き取れないかすかなメッセージを
感じ取ろうと、全神経を集中した。
くる日もくる日も・・・。
私はバカだったからこんな事ばかり
毎日、毎日、続けられたのかもしれない。（笑）
そしていつの間にか、特に意識しなくても
これを自然にやっているようになっていました。
すると、少しづつ変化を感じてきたのでした。
それは、「もしかしたらこういった事を伝えたいのかな・・・」
というような感受性が増してきたのでした。
それと同時にイメージ力も増して、あたかも
自分がイメージしたその場にいるような、
それを体験しているような、そんな臨場感
あふれる五感の力、イメージ力が高まって
いったのでした。
ところでよく「梅干しを食べるイメージをしたら、
唾液が出てきませんか？」
という質問がありますよね。
あれは味覚だけですが、他の五感でも
同じように感じる感覚を研ぎ澄まします。
すると、イメージの世界が非常にリアルに感じられ
るようになり、メンタルトレーニングの効果も
アップするので楽しさが倍増してきますよ。
もしあなたがそんなふうに五感が開かれたら、
どのように世界が広がるでしょうか。
この五感を開く事が、メンタルトレーニングの方法の
基本となります。
可能な限りでも構わないので、ぜひ試されてくださいね。
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
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