日本から世界へ


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敷居をまたげば七人の敵あり」

玄関の敷居をまたいで、家を出ると
競争相手となる7人の敵がいる。

最近では男性だけではなく、女性も同じ
だとある女性から聞きました。

またある人は、「毎日、同じ仕事の繰り返し
で充実感がないんです」と言っていたんですね。

仕事の刺激をどう作り出せるのでしょうか?

去年、ひとりの女性デザイナーが世界
のパリコレクションにデビューしました。
彼女の名前は荒井沙羅(アライサラ)さん。

先日、この快挙を成し遂げたストーリーを
たまたまテレビで見たんですね。

それは日本古来からの伝統技術を守りたい
という強い使命感と並々ならぬ情熱でした。

ある時、荒井さんは知り合いから「宮染め」
の生地をもらいます。

「宮染め」とは江戸時代の真岡地方の
田川や釜川沿いが発祥。

興味を持った荒井さんは宮染めの染物工房
を訪れてみたんですね。

そこには寡黙な老職人が気の遠くなるような
手間暇をかけて黙々と生地を染めていた
のです。

手染めは最近では、機械染めにおされ、
コストが合わなくなっていました。

「衰退しつつある手染物をどうして
作り続けているんですか?」

彼女は、その職人に尋ねてみました。

「先祖から受け継いできたから」

その言葉が彼女の心に突き刺さります。

「この日本の伝統美を何とか残せない
だろうか・・・」

その後、彼女はその染物工房に通い
始めます。

くる日もくる日も製作工程を学ぶ彼女。

そんなある日、老職人が彼女のデザイン画
をじっと眺めていました。

その後、彼女が工房に行くと、その職人は
知らない間にそのデザイン画どおりの染物を
作っていたのです。

それを見て感激した彼女は、この生地を
使ってドレスを作ろうと決めます。

そしてその職人と一緒に試行錯誤を重ね、
宮染め以外にも墨流しなど日本各地で
失われゆく染めの技法を活かし、ついに
新しいデザインのドレスを誕生させたのです。

この作品をたくさんの人達にお披露目したい。

「世界?パリコレに出展しよう!」

パリコレに売り込み、デビューが実現。

2013年春夏パリコレクションで世界から
称賛を浴びたのでした。

日本のブランドが新たに公式を認められた
10年ぶりの快挙となったのです。

伝統的な染物が息吹を吹き返した瞬間
でした。

ですが、荒井沙羅さんが本当に嬉しかった
ことは、その染物工房に10人弟子入り
したことだそうです。

そして「世界中の人々を東京に呼べる
ようなブランドにしたい」と語ってました。

 

ところで日本から世界へ発信できる素晴らしさ
って、他にはどんな事がありそうですか?

先日、この内容で仲間と話したんですね。

例えば、、、

創業200年以上の会社が日本には3100社
あって、世界全体総数の40%を占めていること。
(2位のドイツは800社)

また、企業との雇用契約は、簡易書類で
済ませるところもありますが、海外では
契約ガチガチになっているそうなんです。

それは企業と従業員の信頼関係で成り立って
いるからなんですね。

その他、日本のホスピタリティーは世界でも
ダントツに素晴らしいと言われていた方も
いましたよ。

素晴らしいところって、当たり前になっていて
その良さに気付いていなかったりするんですよね。

そしてあなたのお仕事でも、ちょっと視点を
変えるだけで可能性が広がるのに、まだ気付けて
ないところがあるかもしれませんよ。

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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