関帝の剣


関羽

横浜中華街でジュワ~っと肉汁が
美味しい肉まんや小龍包を、ほおばって
いた時、ふと温かい視線を感じたので
振り向いたんですね。

そこには赤顔に立派な髭の神像が
鎮座していたのです。

あなたは台湾や中国、世界中の
チャイナタウンで信仰されている
英雄をご存知ですか?

西暦160年ごろ、漢王朝の悪政に
より世の中は飢饉と貧困が蔓延し、
ある宗教集団の反乱により混乱
していました。

そんな世の中に心を痛めていた男たち
がいたのです。

乱世を正すために、劉備(りゅうび)を
長兄、関羽(かんう)を次兄、張飛
(ちょうひ)を末弟として三人は義兄弟
の杯をかわします。

「我ら天に誓う、生まれた日は違えども
死すときは同じ日同じ時を願う」

-『桃園(とうえん)の誓い』-

この日より関羽は劉備に一生忠義を
誓い、張飛とともに国家安泰の国作り
に立ち上がりました。

快進撃中、劉備は曹操に敗れ、
落ちのびた時、関羽の元に劉備夫人が
いました。

その為、曹操軍の武将の説得を
受け入れ、関羽は降伏を決意します。

関羽は曹操に降伏する時、
3つの条件を出しました。

1.曹操に降伏するのではなく漢王朝
に降伏する。

2.劉備夫人の安全

3.劉備が生存が分かれば劉備の
もとへ帰る。

劉備への忠義を貫く関羽の人柄に
曹操は惚れこみます。

金銀財宝や名馬、赤兎馬(せきとば)
を与えて曹操軍の将軍として忠誠を
誓わせようとします。

ですが関羽は将軍の地位や金銀財宝
には目もくれず、赤兎馬を見て、これで
劉備のもとへ駆けつけられると喜んだ
のです。

その後、離ればなれになっていた劉備
の行方が分かると劉備夫人を守りながら
脱出。

6人の将を斬り倒し、5つの関所を
くぐり抜け、劉備のもとへと帰還した
のでした。

また、関羽は常に民衆の味方だったので、
死後、人々から支持され、さらに
歴代王朝から忠義の手本とされます。

そして塩の売買にも通じていたことや、
武将や商売人にとっても一番、重要
なのは人との信頼関係ということから、
商売の神様・財宝神として全国へ
広がっていったのです。

では三国志英雄の一人、関羽がなぜ
神となったのでしょうか?

それは愚直なまでに【義】を貫き通した
からなんですね。

その関羽が貫いた【義】とは、
『桃園の誓い』に表れています。

飢饉と貧困、反乱など乱世に苦しむ
国民に心を痛め、国家安泰の国作り
を3人で天に誓ったんですね。

その誓いを剣のような強さで生涯、
貫き通したのです。

ところであなたが実生活や人間関係
でこれだけは譲れないと思っている
事は何ですか?

絶対にぶれてはいけない最も
大切なもの。

私は礼儀や義理と言われるものだと
思っています。

例えば、人を紹介されたり、チャンスを
頂いた後、その後の動きなどをお礼を
兼ねて報告するようにしているんですね。

当たり前の事ですが、この礼儀、義理
をとても大切にしているんですよ。

あなたが実生活や人間関係で大切に
している事を貫いてくださいね。

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

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