年末のメンタルトレーニング


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年末のメンタルトレーニング

 

年末になるとテレビでやってたり、映画や
演劇、歌舞伎などでもやっているストーリー

に、もしかしたらあなたも少しは影響を

受けているかもしれませんね。

 

江戸時代中期、江戸城松の廊下で赤穂藩
藩主・浅野内匠頭は度重なる侮辱に耐え
兼ね、勅使接待役指南の吉良上野介に
刃傷に及びました。

 

加害者、浅野内匠頭は即日切腹。
被害者、吉良上野介はお咎めなし。

赤穂藩国家老・大石内蔵助はじめ、赤穂藩
浪士(旧藩士)47名、12月14日未明、
吉良邸への討ち入り、仇討ちするストーリー
『忠臣蔵』です。

どうしていまだに語り継がれているのでしょうか?

大石内蔵助は主君・浅野家再興に駆けずり
回りますが、その望みが断たれると、
毎晩、祇園の茶屋でどんちゃん騒ぎして
遊び始めます。

世間は、内蔵助は昼行燈(ひるあんどん・
ついているのかついてないのか分からない)、
赤穂浪士は阿呆浪士と噂しました。

ですが内蔵助は、そんなことは気にもせず、
太夫を身請けし、地元の山科へ帰ってきます。

とまどう妻りくと家族に
「なんだ、そんな辛気臭い顔をして、
そんな嫁なんぞいらん、長男の主税
(ちから)をおいて全員、離縁じゃ!」
と言い渡したのでした。

毎日、酔い潰れている内蔵助に母たかは、
恥じて罵ります。

「あなたがこんな情けない男とは
思わなかった、本当に情けない」

ですが、本人は全く耳を貸しません。

たかは毎日、仏壇に手を合せ、先祖に
「こんなことになって申し訳ございません」
と謝り続けます。

家族が家を離れる前日、たかは先祖の位牌
も持って行こうと仏壇の奥から取り出すと
その奥に内蔵助の位牌が置かれている
のを見付けます。

そこで初めて息子の本心、覚悟はできて
おり、家族に被害が及ばない為の離縁だと
知り、たかとりくは手をとりあって号泣する
のでした。

内蔵助のひどい態度は、実は愛情からでた
ものだったんですね。

年末に何度も忠臣蔵をテレビで見て
なぜか同じ場面でうるうるくるんですよね。

私が小学生の頃、入っていた少年野球の
監督さんはとても厳しい人でした。

1000本ノックや走り込みなど、顔も鬼みたい
だったし、いつも怒りまくっている怖い人。

ずっと補欠だった私が代打でたまたまヒットを
打てた時、はちきれんばかりの満面の笑みで
飛び上がって喜んでくれた時、

中学へ上がり、少年野球を卒業する送別会で
「これからいろんなことがあると思うけど、
立派になれよ」と声をかけてくれた時、
深い愛情を感じたのです。

あなたの周りに愛情のカケラも感じられない
理解できない人はいませんか?

もしかしたら、実は目的や理由があって、
その為の愛情からでた態度なのかも
しれません。

そう思えると、今までと違う見方ができ
そうですよね。

ところであなたが好きな『忠臣蔵』の場面は
どんなところですか?

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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