天才性のメンタルブロック解除
「あれ?私は、こんなに能力が
無かったかな?」
そんなことを感じることは、
ありませんか?
◆十で神童、十五で才子、
二十過ぎれば、ただの人
子供の頃は、非常に優れていると
思っていたのに、成長と共に普通の
人になってしまうたとえのことわざ
もありますよね。
実は、これ、天才性のメンタルブロック
のことを言っているのです。
以前、50代の経営者Aさんから、
こんなご相談がありました。
「もっと能力があるはずなのに、
なぜか発揮できません。
以前は、もっとアンテナも立ってて、
ヒラメキやアイデアがポンポン出て
頭の回転も速く、アイデアを具現化
する能力もありました。
最近では、アイデアもヒラメキも
あまり出ないし、頭の回転も、具現化
能力も、社員へのリーダーシップも
あきらかに落ちています。
何だか見えない枠にハメられて、
自由に思い通りにできなくて、
イライラすることが多いです」
という内容でした。
そこで、何年前からそんな感覚に
なっているのですか?
と聞いてみると、
およそ7年前ぐらいとのこと。
その7年前に、何か思い当たる
切っ掛けは、なかったですか?
と聞いてみると、
「特に思い当たることは無い
ですね・・・」とAさん。
その時、一瞬、Aさんの声のトーン
がちょっと下がったんですね。
あれ?今、Aさんの声のトーンが
ちょっと下がったように感じた
のですが・・と聞いてみましたが、
本人は自覚ナシ。
再度、確認すると「あ、本当ですね」
と本人も自覚しました。
その時、どんな感覚やイメージが
湧いていますか?と聞くと、
あわわわわわ・・・・という
感じですと言うのです。
どういうことですか?
と聞いてみると、
「そんなことしちゃダメ!」
と怒られているような感覚が
あると言うのです。
どんなことがあったんですか?
と聞いてみると、Aさんは、こんな
ことを思い出して教えてくれた
んですね。
「小学生低学年の頃、近所の友達
数人と、近くの田んぼや川や沼で、
泥んこになりながら、
メダカやオタマジャクシ、カエル、
ヤゴ、ザリガニ、カニ、などを
取ったり、
公園や神社仏閣の裏山で、
カブトムシ、クワガタ、バッタ、
トンボ、トカゲ、カマキリ、セミ、
コガネムシ、コオロギ、チョウチョ
などを、取ってきて遊んでいました。
そんな感じで毎日、自由に楽しく
遊んでいると、ある時、お母さんの
堪忍袋の緒が切れたようで、
『もういい加減にして!変な虫や
生き物を、いっぱい持って帰って。
昼間、あんたの部屋を掃除しようと
思って入ったら、虫カゴから虫が
出てピョンピョン跳ねてたわよ!
毎日、泥んこになって帰って!』
と怒られたんですね。
まあ確かに、川や沼に入って泥んこ
になったり、ハチの巣に爆竹を
投げて刺されたり、カニやザリガニ
に指を挟まれたり、
自分の部屋で、虫カゴからバッタが
逃げて、ギャーギャー騒いでました
からね(笑)
お母さんが、そう言いたくなる気持ち
も分かります(苦笑)
お父さんは、それを見て笑ってたけどね」
とAさん。
そこで私は、
この時、子供のAさんは、
お母さんから怒られて、
『自由に楽しんで遊んだらダメなんだ』
と思い込んだことによって、
見えない枠にハメられている感覚と
なり、天才性のメンタルブロックと
なっているように思いますが、
どう感じますか?とお伝えすると、
Aさんは、
「ホントですね。完全に忘れてたけど、
そんな感じがします・・・」
と言います。
そして、
「何だか背中や胸の辺りが圧迫
されて呼吸もちょっと息苦しい
感じです」とのこと。
そこで、どうしますか?
子供の時、自由に楽しく遊んぶのは
ダメなんだという思い込み、天才性の
メンタルブロックを外したいですか?
「外したいです」
とのことで、外していきました。
セッション直後、Aさんは、
「心と身体が軽くなり、背中や胸の
辺りが圧迫されて呼吸が息苦しかった
のが、ラクになりました。
見えない枠にハメられている感覚も
無くなって、自由になった感じです」
と喜んでました。
1か月後、Aさんは、徐々に、仕事が
自由に楽しくなり、発想やアイデア、
行動、具現化する力を取り戻して
きたそうです。
さらに社長に影響されて、社員さん
たちも仕事を自由な発想で楽しむ
ようになり、会社の雰囲気も明るく
活気づいてきたと喜んでいましたよ。
中小企業は、経営者の影響が大きい
ですからね。
実は、似たような天才性の
メンタルブロック解除のケースも
たくさんあります。
◆子供の時、父親が職人系の自営業
をしていたBさん。
子供の時から、いろいろなことに好奇心
が強く、親になぜなぜ質問をして
いました。
大好きな父親にも、仕事でなぜなぜ
聞きまくっていると、父親は、余裕
のある時は、教えてくれていたそう
です。
そのうち、子供のBさんは、少しづつ
理解していき、段々と知恵がついた
質問をするようになったそうです。
たとえば、
◆この次は、こうするんだよね?
◆あれ?今、どうしてこうしたの?
◆こうした方が、いいんじゃない?
などなど。
すると、お父さんは、時々、イライラ
し始め、ある時、
「子供のクセに、分かったような口を
きくな!」と怒鳴ったそうです。
その時、子供のBさんは、素直な疑問
を聞くと怒られるんだ、と思い込み、
これが、天才性のメンタルブロックと
なっていたのでした。
◆子供の時から、お父さんが、少し
病気気味で、両親は、健康に気を
付けて食事をしていたCさん。
野菜をなるべく食べた方がいい
とか、できれば、無農薬とか低農薬
の方がいいとか、
肉もいいけど、できれば魚を食べた
方がいいし、養殖よりも天然魚の方が
いい、などなど。
ある時、家族で夕食を食べていた時、
子供だったCさんは、お父さんに健康
になってほしくて、
「お父さん、食べ物も大事だけど、
イライラして食べない方がいいよ」
と言ったそうです。
なぜならお父さんは、TVニュースで、
犯罪や政治、経済など見ながら、
イライラして文句や愚痴や不平不満を、
言っていたからです。
すると、お父さんは、急に怖い顔に
なって「子供のクセに、生意気なこと
を言うな!」と怒鳴ったそうです。
その時、子供のCさんは、自分が感じて
いる素直な気持ちを言ってはいけない
んだ、と思い込み、
これが、天才性のメンタルブロックと
なっていたのでした。
私たちは、子供の時、好きなことに
何時間も夢中になり、驚異的な集中力
を発揮することがありますよね。
ウルトラマンや仮面ライダー、特定
のアニメの登場人物やストーリーに
異常なほど詳しかったり、
昆虫や生き物、魚、植物、歴史、
自動車、バイク、電車や駅名、など
特定分野に、詳しかったり、
オセロや将棋、囲碁、テレビゲーム
のスーパーマリオなど、特定のゲーム
が好きで、マニアやオタクの一面が
あったりします。
また、野球やサッカー、卓球などの
スポーツや、絵を描くこと、音楽など
が好きな場合もありますよね。
子供は、純粋で、自由奔放、ルールも
常識も無い、○○じゃなきゃダメという
制限もない、何でもOK、好奇心と
可能性の塊です。
ですが、何かのタイミングで、段々
と、そんなことをすると危ないから
ダメ、人に迷惑をかけたらダメ、
こういう時は、こうしなさい、
成績が良くないから、それはもう
やったらダメと言われ始めます。
さらに幼稚園や小学校などで、周り
と考え方や発想が違い過ぎると、
「変わっている、人間離れしている、
変人、宇宙人、バケモノ、怪物、
あの人、おかしい」
などと言われて、仲間外れやいじめ
られる場合もありますよね。
そのため、親や集団に、適応する
ために、好きなことを自由に
楽しんではいけない、
そんな自分を、出してはいけない、
隠さないといけないと思い込むこと
があります。
それが天才性のメンタルブロックに
なっていることがあるんですね。
これらの内容を読んで、何か
思い当たるところはありませんか?
もしあるとすれば、あなたの天才性の
メンタルブロックは、どんなモノが
ありそうですか?
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
■メンタルトレーニングで営業力強化
メール講座(全10回・無料)