骨太経営
戦後、何も無い焼け野原から現在のような
近代国家を作った経営者には、とても
ユニークな経営者が多かったようです。
ところで骨太経営とは、いったい
どういったものでしょうか?
かつて本田技研で、こんなエピソード
があったと言われています。
ある時、社員が東京から新潟へ行く
出張がありました。
ですが大雪の為、列車も道路も不通と
なり、行けなくなりました。
その社員は、当時社長だった
本田宗一郎にしぶしぶその事を
報告しました。
すると本田宗一郎は、
「なにい! だったらなぜヘリかセスナ
でもチャーターしてパラシュートで
飛び降りないんだ!! 」
と怒鳴ったそうです。
私は、これを知った時、身体中の
血が騒ぎました。
「かー、シビれるな~」(笑)
戦後の成長期にはこんな気合いと
根性の入った骨太経営が重視されて
いたんですね。
ところが今は、段取り8割、
しっかりと状況分析して充分に
事前準備してから行動すると
いうように知的経営の時代へと
移行しているように思います。
もちろんそれはそれで正しいと
思います。
ですが、それに伴いチャレンジ精神
よりも、準備不足の減点に重きを
置く事で、果敢に挑戦する人が減って
きているのではないでしょうか。
ちなみにあなたの周りに、そんな
骨太経営をされている方は
いらっしゃいませんか?
もし戦後の『ゼロから作り出して
物事を推し進めるパワー』と現在の
『先見力とリスク管理のできる知的さ』
の両方を兼ね備える事ができたら、
鬼に金棒ですよね。
そういった人達の発想に触れると、
時として突拍子もなくてビックリしますが、
とても嬉しくなりますね。
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
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