仕事のパワーの源


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あなたの仕事のパワーの源は何ですか?

 

前職の半導体関連会社で、私が新人の

頃、台湾向け装置を作っていた時の

ことです。

 

出荷前検査兼トレーニングとして、

台湾人のお客さん5~6人が、2週間

ほど、日本に来ていたんですね。

 

昼食後、私がぼーっとしていると、その

台湾人のお客さん(30代ぐらいの男性)

が1人ぽつんとしていました。

 

翌日も、翌日も、その人は、昼食後、

1人でいたんですね。

 

私は思い切って、その人に話しかけて

みることにしました。

 

もちろんカタコト英語です(笑)

 

すると、あちらもカタコト英語で

返してくれました。

 

仕事とはいえ、2週間も日本に出張

して家族が恋しい。

 

娘が小さくて、会えないのが寂しい

とのこと。

 

そうですよね、家族と会えないのは

寂しいですよね。

 

と私がカタコト英語で伝えると、

「分かってくれて嬉しい」とほっと

した笑顔を見せてくれたんですね。

 

翌日も、その人は、1人でいたので、

私は声をかけてみました。

 

日本で何か美味しいものとか食べましたか?

 

家族にお土産で買って帰ったら、喜び

そうなものはありましたか?

 

などなど、いろいろ質問していると、

その人は嬉しそうに、いろいろ話して

くれるようになり、

 

家族の写真を見せてくれたり、台湾のこと

を教えてくれるようになりました。

 

段々と仲良くなったので、折角だからと

昼食後、お昼休み時間内に、私の車で

近所をドライブすることに。

 

実質30分ぐらいでしたが、大分

(私の地元)の海に近い工業地帯、

新日鉄、ヨットや漁船が停泊している港

などを、見せてあげながら、いろんな

会話を楽しみました。

 

最後、その台湾のお客さんは、

「あなたのお蔭で、この日本出張は

とても楽しかったよ」と言って喜んで

くれたんですね。

 

 

その2~3年後、私が新規の台湾の会社

へ装置の立ち上げ出張した時、お客さん

側の責任者が会議室に入った瞬間、

 

「あああ~~~!!!」

 

そう、あの時のお客さんだったのです。

 

「あれ、日本に来ていた時と会社が

違いますよね?」と聞くと、

 

「あの後、ヘッドハンティングされて、

この会社に来たんですよ」とのこと。

 

その再会が嬉しくて、嬉しくて最高

でした。

 

お客さんが協力的なのと、そうでない

のとでは、全く仕事のはかどり方が

変わってきますよね。

 

その台湾のお客さんは、商社へ、

 

私の台湾の仕事が終わる直前の週末に、

私を台湾観光に連れて行き、お土産を

持たせてくれと言ってくれたらしく、

とても充実した時間を過ごさせて頂き

ました。

 

商社の人は、「なぜ岡崎さんは、あの

お客さんからそんなに気に入られて

るの?」と不思議そうに言ってました。

 

こんな思いがけないこともあるんだなあ

と思いました。

 

 

またある時は、別の新規装置立ち上げで

台湾出張した時、担当のプロセス技術者

からなぜか気に入られ、

 

「岡崎さん、会社と会社の関係ではなく、

私とあなた個人の約束をしてくれ

ますか?」と言われました。

 

「何だろう?」と思うと、

 

今、自分の会社で進めているプロセス

技術を教えてあげます。

 

なので、装置側のプロセス向上の方法

を一緒に検討してほしいとのことでした。

 

プロセス技術とは、半導体会社の

最重要ノウハウなので、極秘事項です。

 

もちろん許容範囲はあると思いますが、

これは半導体業界では、ありえない

ことなんですね。

 

ですが、実際に毎日、仕事終わりの

報告会終了後、21時ぐらいから

約1時間、プロセス技術勉強会として

教えてくれるようになりました。

 

私にも装置側の性能向上を検討して

ほしいと言われていたけど、9割以上

は、お客さんが教えてくれるのが

メインでした。

 

その後、そのお客さんは私を食事に

連れて行ってくれて、それから

クラブで踊るという(笑)

 

そんな毎日が、2週間ほどの出張の

うち後半1週間続き、本当に良くして

もらって最高でした。

 

基本的に、会社の仕事で得たノウハウ

は、会社の資産にすべきと思いますが、

そのお客さんの立場が悪くなる可能性

を考え、これは個人的な約束だとして

会社には言いませんでした。

 

(会社から離れて10年以上経つので、

もう大丈夫だろうと思って思い出を公開。笑)

 

 

また、別の新規装置の立ち上げで台湾

出張した際、

 

仕事終わりの報告会に、プロセスの

マネージャー(通常は出てこない上の

立場の人)が深刻な表情で参加して

いたんですね。

 

何かと思ったら、私がその時、出張で

来ている装置とは別で、

 

既に納入1年以上が経ち、保証期間が

終了している装置で、原因不明の

トラブルが発生しているとのこと。

 

状況としては、お客さん側の最終製品

を調べると、2~3週間に1回、不具合

が起きていることが判明。

 

その原因をたどると、ウチの装置で

起きているところまでは分かった。

 

でも、その先がどうしても原因が分から

ず、手詰まり状態とのことでした。

 

そこまでの調査に、9か月以上かかって

おり、工場全体の重要課題となって困って

いるので、少しでも知恵を借してもらえ

ないだろうか?と言うのです。

 

通常なら、保証期間が過ぎている装置

は、有償対応となるため、営業か台湾

支社を通してからでは、対応すること

ができません。

 

お客さんも、それは分かっているけど、

まだ完全に装置側の原因と分かって

いないため、有償依頼できないで

いました。

 

私は、新規装置立ち上げで台湾出張

しているので、そのトラブル調査に

ガッツリ時間は使えませんが、

 

今の仕事の片手間であれば、少し

ぐらいなら相談にのってもいいですよ。

 

ですが、もし時間がかかるよう

でしたら、正式に有償依頼して

もらえますか?と答えると、

 

お客さんは、それだけでも助かると

ほっとしたように喜んでくれました。

 

そして現時点の分かっている状況を

ヒアリングすると、トラブル原因として

考えられる可能性がいくつか見えて

きました。

 

それをリストアップし、1つ1つ原因

の切り分けテスト方法を伝えたんですね。

 

すると、おそらく数回のテストで、

すんなり原因解明できたのです。

 

原因は、工場廃液パイプが小さい

ため、隣接装置複数台が同時廃液した

際に廃液できず、廃液がウチの装置に

逆流していました。

 

(ウチの装置は問題なし)

 

その後、工場側の廃液拡張工事をする

と、起きてたトラブルは解決した

そうです。

 

私は、当たり前の調査方法をお伝え

しただけなのですが、お客さんとして

は、手詰まり状態から原因解決できて、

とても喜んでくれたんですね。

 

以降、そのお客さんの仕事は、指名され、

何度も出張して行くようになるのですが、

担当者が変わっても、とても良くして

くれました。

 

ここでもウチの営業から、「あそこの

お客さんはなぜか岡崎を気に入っている

んだよね~」と、不思議がっていました。

 

 

仕事では、思いがけない出会いや

ありえない出来事、想定外にお客さん

から喜んでもらうことは、本当に嬉しい

ですよね。

 

関わったお客さんが、さらに発展し、

自分も一緒に成長できるのは最高です。

 

それは今のメンタルトレーニング、

メンタルブロック解除の仕事も同じです。

 

お客さんから「こんな変化があり

ましたよ」と喜んでくれるのは、

本当に嬉しいし、パワーの源です。

 

ところであなたの仕事は、どんな

嬉しいことや喜びがパワーの源に

なっていますか?

 

 

PS.

上記は、台湾の1つのお客さんの会社

での出来事です。

 

その台湾の会社が、日本に工場を作る

構想があるというニュースを見て、

とても懐かしく嬉しく思っています。

 

◆経産省主導でソニーと台湾TSMC

が半導体合弁構想、熊本に1兆円新工場

https://onl.tw/3LZH8u3

 

◆台湾TSMCがつくば市に半導体

「後工程」の研究開発拠点を設ける狙い

https://diamond.jp/articles/-/273949

 

「2021年世界時価総額ランキングトップ

100社」(2021年3月31日基準)では、

台湾TSMCの時価総額は、5340億ドル

で世界11位。

 

日本最大の時価総額企業は、トヨタ自動車

で2540億ドル、世界32位なので、

どれだけTSMCが大きいか分かりますね。

 

私が、台湾TSMCに出張し始めた90年代

初めは、まだ工場が1つか2つぐらい

だったはずでしたが、wikiを見ると、

18まで増えていました。

 

 

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

 

 

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