受け身のメンタルブロックを解除して主体的に


「なんで俺ばっかり・・・」

 

あなたは、そう感じることは、

ありませんか?

 

上司、部下、取引先、家族、

 

気づけば、誰かの言動や感情に

振り回されてる・・・

 

もしそんな感覚があるとしたら、

それは『受け身のメンタルブロック』

かもしれません。

 

以前、50代の幹部Aさんから

こんなご相談がありました。

 

(許可を得て、本人が特定できない

ようにしてご紹介します)

 

「いつもイライラしています。

 

特に、ある1人の役員の上司から叱責

される時に、怒りが爆発しそうで、

我慢するのに苦労しています。

 

いつかブチ切れて、取り返しがつかない

ことになりそうで、怖いです」

とのことでした。

 

Aさんが、怖れている、取り返しが

つかないことになりそうとは、

どういうことですか?

と尋ねてみると、

 

「私が、ブチ切れて、理性を失い、

その上司に怒鳴りまわすことです。

 

そのことで、私は、クビになったり、

会社にいられなくなるかもしれません」

とAさん。

 

そこで、何があって、その上司に

そんなに怒っているのですか?

と聞いてみると、

 

私の同僚が同じような間違い、たとえば、

部下への指示ミスなどがあっても、

さほど怒らないのに、

 

私の時は、みんなの前で、ネチネチ

叱責するんです。

 

なので、それが始まると、私の怒りの

ボルテージが、1段、2段、3段と

上がり始めます。

 

そのたびに、『ヤバい、ヤバい、

落ち着け、落ち着け、早まるな』

と自分に言い聞かせています。

 

同時に、同僚の時は、そんなことを

言わないのに、

 

俺をバカにしてるの?

なめてるの?

 

とムクムク怒りがこみ上げてきて、

怒りで身体が震えてくるんです」

とAさん。

 

そこで、その上司に対する怒りと

似たような怒りを、今までに感じた

ことはなかったですか?と聞くと、

 

「あります・・・母親です」

 

と教えてくれたんですね。

 

どういうことですか?

と私が聞いてみると、

 

Aさんは、

「私が、子供の時、父親は、仕事中心

で私のことは、母親メインでした。

 

その母親が、厳しい教育ママで

『あれをしなさい、これを

しなさい、あれはダメ、これはダメ』

 

と指示命令が強く、支配的で、

ガミガミ怒ってばかりだったんです。

 

そのため、私も弟も、遊びたいとか、

勉強やスポーツ、習い事、進学の

進路など、

 

自分がどうしたいかという意思は、

ほぼ聞いてもらえず、ずっと我慢させ

られて、母親にいつも怒りを感じて

いました。

 

その後、大人になり、頑張っても、

上から押さえ付けられ、

 

みんなの前でネチネチ叱責されて、

バカにされるのは、我慢の限界

なんです」とAさん。

 

なぜAさんは、そこまでイライラして

怒りを抑えきれなくなっていたのか?

 

それは、「上司=母親」という“投影”

が起きて、

 

子供の時の抑圧された怒りが、上司の

叱責で呼び覚まされていたからです。

 

それを私が確認してみると、

 

Aさんは、

「そうなんです、上司のネチネチした

言い方が、母親の怒り方にソックリ

なんですよ!」

 

と語気を強めて教えてくれたんですね。

 

ちなみに今、お母さんとの関係は、

どんな感じですか?と聞いてみると、

 

「今は、私も家庭を持ち、別々に

暮らしています。

 

父は数年前に他界してますが、たまに

実家に帰ると、母は、今でも私の妻や

子供の前で、上から押さえ付ける

ような口調で話してきます。

 

私も、育ててくれた恩はあるので、

高齢の母親は気になっていますが、

 

実家に帰ると、イライラ、怒りが出て

くるので、少し距離を置いています。

 

弟とは仲良くしてますが、弟も母親への

怒りがあるようです。

 

この母親に対する怒りを、今まで心理学

の本や、セミナーや講座などに参加して、

いろいろとやってみましたが、解消でき

ないんです」とAさん。

 

では確認のために、子供の頃のお母さん

が、目の前にいると思って・・・

 

Aさんは、今、お母さんに、

何て言いたいですか?と聞くと、

 

Aさんは、急に、鬼のような形相

となって、

 

「俺は、あんたのせいで、こんなに

苦しんでるんだ、どうしてくれるんだ!」

 

と腹の底に溜まっている憤怒の感情が

噴き出てきたんですね。

 

確かに、お母さんへの怒りが激しい

ですね、では、Aさんは、どうして

お母さんに対するイライラや怒りを

持ち続けているのですか?

 

持ち続けているメリットは何でしょう?

と聞いてみると、

 

Aさんは、キョトンとした表情で、

 

「メリット?・・・

そんなモノは、ありません」

 

と答えたのですが、私のサポートで、

 

「母親が正しいと思っていたから・・・

母親を信じていたから・・・

 

全く母親の愛が無かったワケでは

なかったんです・・・

 

母親に嫌われたら、生きて

いけなかったから・・・」

 

と、自分の深い気持ちに気付いて、

しみじみ語ってくれました。

 

そうですよね、子供の時、生きていく

ために、お母さんの言うことを聞く

しかなかったですもんね。

 

だから、イヤでも自分を抑圧した

んですよね、とお伝えすると、

 

「そうです・・・」

 

とAさんは、悲しそうな表情で

つぶやいたんですね。

 

なので、分かりました、では、この

メンタルブロックを外していき

ましょう、と言って外していきました。

 

そして子供の時は、親に育ててもらって

いるので、親に従って受け身になるのは、

仕方がなかったけど、

 

今は、大人となり、自由で主体的な

生き方を選択するために、受け身の

メンタルブロックも外しました。

 

セッション後、お母さんに対する

イライラや怒りが、大幅に軽減し、

上司をイメージしても、怒りがさほど

湧いてこなくなったそうです。

 

そしてAさんのイライラした怒りの

メンタルブロックは、複数絡み合って

いたので、コースで解消していき

ました。

 

すると、以前、会社では、見えない

透明な糸で身体を縛られているような、

しがらみが強く感じて苦痛だったのが、

 

それから解放されて自由になり、

身体が軽くなって、楽しみが増えたと

喜びの声のご連絡を頂きましたよ。

 

これは、イライラ、怒りの原因と

なっていた、お母さんからの

○○してはいけない、という禁止令

のメンタルブロックや、

 

受け身のメンタルブロックが外れ、

主体的になったからなんですね。

 

ところで、あなたはこんな感覚を

感じることはありませんか?

 

□なんで自分ばっかり・・・

 

□あいつのせいで全てが台無しだ

 

□裏切られた、騙された

 

□否定された、批難された

 

□責められた、攻撃された

 

□利用された

 

□ひどいことをされた

 

□傷付けられた

 

□あの人が悪い、あの人のせいで

私は苦しんでいるんだ

 

□親のせいだ、兄弟のせいだ

 

□パートナーのせいだ

 

□部下のせいだ、上司のせいだ

 

□取引先、クレーマーのせいだ

 

□世の中のせいだ、コロナのせいだ

 

□異常気象のせいだ、政治のせいだ

 

もしそう感じる時があったら、あなた

の中に、受け身のメンタルブロックが

潜んでいるかもしれません。

 

これらの感覚を持つことが、悪いワケ

ではありません。

 

イヤなことが起きると、同じことを

繰り返さないように、自分を守ろうと

するのは当然です。

 

ただ、これらの感覚を強く持って

受け身になったり、人のせいにして

いると、自分の主体性が弱まり、

人生を創る力も弱まってしまう

んですね。

 

すると、周りの人や環境に振り回され

たり、流されやすくなったり、疲れ

やすくなったりします。

 

そのため、自分の力を発揮できなく

なるブレーキにもつながるのです。

 

これは、私のクライアントさんにも

言えることです。

 

セッション時、事前に、自分の課題

や外したいメンタルブロックを内省

している主体的な人と、

 

全て岡崎さんにお任せます、と受け身

の人とでは、主体的な人の方が、

効果が出やすいと感じています。

 

ちなみに、全て自分の責任だと主体的

になることと、全て自分のせいだから

自分が悪いんだと責めるのとでは、

全然違いますよ。

 

自分を責めると、心が苦しくなる

ので、責めないようにして

くださいね。

 

もしかしたらあなたは、普段、

受け身や人のせいだと感じることは

ないかもしれません。

 

ですが、私たちは、条件やタイミング

が重なると、そう感じてしまうことも

ありますよね。

 

受け身は、力を失い、

主体性は、力を得ます。

 

「このままじゃマズイかも・・・」

 

 そう感じたあなたは、既に第一歩

を踏み出しています。

 

もし今、

「この受け身のメンタルブロックを

外したい」

 

そう思ったのでしたら、お気軽に

ご相談ください。

 

PS.世界的ベストセラー本

フランクリン・コヴィー博士著

「7つの習慣」の第1の習慣でも

「主体的である」重要性を伝えて

ますね。

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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