あなたは、
◆やりたいことがやれない
◆邪魔されて自由じゃない
◆私の気持ちを分かってもらえない
◆我慢させられている
そんな感覚はありませんか？
もしかしたら、それは
【愛を我慢のメンタルブロック】
かもしれません。
以前、５０代幹部のＡさんから、
こんなご相談がありました。
「会社や取引先、友人関係など
からは、恵まれていて温和な性格
と見られていると思います。
でも心の中では、何かが変で、
やりたいことがやれない、部下
や取引先、環境に邪魔されて
自由じゃない、イライラしたり、
落ち込んだりして、
私の気持ちを分かってもらえ
ない、いつも我慢しないといけ
ない、仕事で成果を出しても
心が満たされない感じです。
最近、その感覚が強くなって
心がつらいのですが、これは
メンタルブロックを解放する
ことで解消できますか？」
とのことでした。
（許可を得て、本人が特定でき
ないように加工して、ご紹介
します）
そこで私は、
もう少し詳しく教えてください。
それは、どんな感覚ですか？
とお聞きすると、
「目の前に、美味しそうなご馳走
があるのに、我慢させられている
感じです」とＡさん。
そうなんですね、Ａさんは、何を
我慢させられているのでしょう
か？とお聞きすると、
「・・・分かりません。
あえて言うなら・・・
本当に欲しいモノが、すぐそこに
あるのに、手を伸ばして手に
入れることができないような感覚
です」とＡさん。
そこで私は、
Ａさんは、何を本当は欲しい
のに、手に入れられない感じ
なのかを聞いてみると、
「・・・・う～ん・・・・
たとえば、本当に欲しい愛が、
そこにあるのに手に入れる
ことができなくて、
代わりのモノ、オモチャや
お菓子、ゲームなどで、我慢
しなさいと言われている感じ
ですかね」と恥ずかしそうに
答えるＡさん。
なので、
Ａさんにとって、本当に欲しい
愛とは何ですか？と尋ねると、
「ちょっと恥ずかしいのですが・・・
たぶん、母親の愛だと思います。
母親がすぐそこにいるのに、甘え
たいのに甘えられない感じです」
とＡさん。
この感覚は、何歳ぐらいから感じ
ているのですか？と聞いてみると、
「３歳とか５歳とか、もの心が
ついた頃からありますね・・・」
とＡさん。
その頃、どんなことがあったのか
私が尋ねると、
「何となく、小さい子供が、母親
に、抱っこしてーと両手を伸ば
してると、
もうそんな甘えはゆるしません
よ、ママだって忙しいんだから
と拒絶してるようなイメージです。
私は、小さい頃より、両親から、
◆あなたは長男で家を継ぐんだ
から、（男の子なんだから）
甘えてばかりじゃダメ
◆欲しいモノを欲しいと言ったら
ダメ（やりたいことをやったら
ダメ）、甘えている、わがまま
◆男が、ギャーギャー言うんじゃ
ない、我慢しなさい
◆家の恥になるようなことを
したらダメ
そんなことを言われたり、怒ら
れていました」とＡさん。
続けてＡさんは、こんなことを
思い出して教えてくれたんですね。
「そういえば、幼稚園か小学低学
年頃から、私は十字架に張り付け
にされているイメージを感じてました。
目の前、数メートル先に、
お母さんがニッコリ微笑みながら
立ってるんです。
僕は、お母さんのところに、かけ
寄って行きたいのに、なぜか
十字架に手首と足首を縄で縛り
付けられて動けません。
「うおー」と叫んで、身体を揺さ
ぶって縄を引きちぎろうとする
けど、縄が手首足首に食い込んで
痛いんです。
僕が、もがき苦しんでいると
「うるさい、大人しくしろ！」
と目の前の兵隊のような人が、
長い棒で叩くのです。
お母さんに甘えることは、
そんなに悪いことなの・・・？
僕は、どうすることもできず、首
をうなだれて、イエス・キリスト
のように、これが自分の運命
なんだと、あきらめているような
感じです」とＡさん。
そこで私は、
小さくてまだお母さんに甘え
たい子供なのに、甘えることを
禁止され、早くから自立させ
られたんですね。
その感覚と、イエスが十字架に
張り付けにされてるイメージが
重なってつらかったですね。
ところでＡさんは、どうして
十字架に張り付けにされて、
つらいのに、この制限となる
思い込み、メンタルブロックを
持ち続けているのですか？
どんなメリット・利得がある
のでしょうか？と聞いてみると、
「メリット？ そんなものは
無いです」と少しムッと怒り
気味のＡさん。
なので、私は、たとえば、
◆甘えたい気持ちを我慢しない
とお父さん、お母さんから
怒られたから、怒られない
ようにした
◆お母さんに甘えて、拒絶
されたつらさを再び感じない
ようにした
◆甘えたい気持ちを我慢すると
お父さんとお母さんから
いい子だねと可愛がられて愛を
もらえたから、我慢する方が
いいと思った
そんな感覚は、ありませんか？
と私が尋ねると、
「あああああ・・・・
その通りです・・・・」
とＡさんの目が赤く熱くなり、
とても重要なことを思い出した
のです。
そこで私は、
子供の時に、お母さんの愛を
我慢して十字架に張り付けに
された
このメンタルブロックを、今後
も持ち続けた方が良さそう
ですか？と聞いてみると、
「よくないです。
我慢しないで欲しいモノは自由
に動いて、手に入れたいです」
とＡさんは、心の叫びを伝えて
くれました。
分かりました、では、私に付いて
きてくださいね、と言って、
メンタルブロックを解除して
いきました。
セッション後、Ａさんは、
「十字架に縛られていた縄が
ほどかれ、僕は地面に降りて
います。
僕は、ゆるされた感じです。
僕は、やりたいことをやっても
いい、欲しいモノは自由に動いて
手に入れてもいい、そんな感覚
が、じわじわ湧き上がっています。
子供の時、本当に欲しかった
お母さんの愛の温もりを充分に
もらえて充電できたので、胸の
あたりがポカポカ温かいです。
お母さんに甘えて愛を求める
子供の自分が、本当に愛おしい
自分の存在そのものが、”愛”
だったんですね。
今まで親から、あまり愛されて
ない、厳しいと感じていたけど、
実はたくさん愛されていたんだ
と感じています。
世界が、愛に満ち溢れて輝いて
見えます」とＡさんは、声を
はずませて教えてくれました。
その後、Ａさんは、元々悩み
だったやりたいことがやれない、
部下や取引先などに邪魔されて
自由じゃない、イライラや落ち込み、
私の気持ちを分かってもらえ
ない、我慢しないといけない、
などの感覚は、ほぼ感じなく
なったそうです。
そして、やりたいことをやっても
いい、欲しいモノは自由に動いて
手に入れてもいい、自分が愛だと
感じられるようになったことで、
部下や取引先など、相手の長所や
いいところが、より見えるように
なり、伸ばしたり、活かせる
ようになったそうです。
それによって、リーダーシップ
やマネジメント力が向上し、
チームの成果も上がって、毎日
が楽しいとの報告を頂きました。
あなたは、このメンタルブロック
解放セッション事例を読んで、
どう感じましたか？
今回のようにイエスの十字架に
張り付けにされたイメージでは
なくても、違ったイメージや
感覚で、
この
【愛を我慢のメンタルブロック】
を持っている場合も多くあります。
たとえば、
◆長男、長女、一人っ子、また
次男、三男、次女、三女でも理由
があって家を継ぐために、早く
から厳しく教育されて、甘えを
ゆるされなかった
◆親や祖父母が、経営者、幹部、
自営業者、資産家、地主、代々
続く家柄、名士、旧家、などで、
早くから厳しく教育されて、
甘えをゆるされなかった
◆親が戦後の高度経済成長期
世代、それ以降でも親が共働き
などで、
まだ甘えたい子供なのに、親
が忙しく、あまり構ってもら
えず、オモチャやお菓子、
ゲームなどで我慢させられた
◆その他、親が不仲であまり
構ってもらえなかった、放任
主義、放置、家庭崩壊、育児
放棄、ネグレクトなど
子供の時、充分に甘えて愛情を
得られず、愛が不足・欠乏して
いることがあります。
（お父さんの愛の場合もあります）
もし今回の
【愛を我慢のメンタルブロック】
セッション事例が、あなたの心に
響くようでしたら、
もしかしたら子供の時、まだ甘え
たかったのに、甘えさせてもらえ
なかったのかもしれません。
なので、もしあなたが、
◆やりたいことがやれない
◆邪魔されて自由じゃない
◆私の気持ちを分かってもらえない
◆我慢させられている
そして、
◆甘えたいのに甘えられない
◆愛されたいのに、愛されるのが
怖い、悪い気がする、自分で拒絶
してしまう
◆本当に欲しいモノが手に入らない
そんな感覚、メンタルブロックが
あるようでしたら、
根本原因を見付けて、お母さん
の愛を充電し、“私の存在が愛”
と思い込みを書き換えることが
できたら、今後のお仕事や人生は
どうなっていきそうですか？
あなたの可能性が、さらに広がる
ことを心より願っています。
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
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