あなたは、部下や顧客に
『分かってもらえない』ことで、
本来やるべき意思決定や判断
に集中できないことはあり
ませんか?
「なぜこんなに伝わらないんだ
・・・」と、内側でイライラや
諦めを感じている、そんな状態
です。
それはもしかすると、能力や
コミュニケーション力の問題
ではなく、
【分かってもらえない
メンタルブロック】かも
しれません。
以前、50代の幹部Aさんから
こんなご相談がありました。
(許可を得て、本人が特定でき
ないように加工してご紹介します)
「私は部長で、部下に課長
3人いますが、そのうち2人
と、あまり上手くいっていま
せん。
以前、部下のマネジメントに、
もっと自信があったのですが、
3年前の部長昇進後、難しさ
を感じています。
部長昇進後、部下になった
課長3人は、
私よりも社歴の長い年上や、
同期で、仕事はできるけど、
我が強いタイプなんですね。
彼らは、表面的には、私の言う
ことに従っているけど、腹の底
では、
私を認めたくない、従いたく
ないと、反発している感じ
なんです。
そんなこと言っても、会社
なんだから、私が上になった
以上、
みんなで一緒に目標に向けて
頑張らないといけないじゃ
ないか!と感じているんです
けどね。
こんな内容でも、
メンタルブロック解消で、
何とかなるのでしょうか?」
というものでした。
そこで私は、もう少し詳しく
お聞きしました。
2人の課長が、表面上は従って
いるけど、腹の底で従いたく
ない、反発しているように
Aさんは感じてる時、どんな
感覚がありますか?
「どんな感覚??
よく分かりません」
とAさん。
では、Aさんは、
『私が言ってることを、
分かってもらえない、聞いて
もらえない』という感覚は
ありませんか?とお聞きすると、
「ありますね・・・」
とAさん。
Aさんが、その2人の課長に
『私が言ってることを、
分かってもらえない』感覚を
感じている時、身体では
どの辺りに反応がありますか?
とお聞きすると、
「肩がこる感じですかね」
と肩に手を当てるAさん。
その肩がこっているのを感じて
いると、どんな言葉が出て
きますか?と私が聞くと、
「まさに、私が言っている
ことを、分かってもらえない、
聞いてもらえない、みたいな
感じですかね」とAさん。
では、そのこっている肩に
意識を向けたまま、『分かって
もらえない、聞いてもらえない』
という、この感覚を感じ始めた
のは、いつ頃ですか?
とお聞きしたんですね。
するとAさんは、
「20代の頃、上司が、
つべこべ言わずにやれ!と、
頭ごなしに教育するような人
だったので、
同じように感じたことが
あります」とのこと。
そこで私は、もっと前、
Aさんが小さい時、この
『分かってもらえない、
聞いてもらえない』
感覚を最初に感じたのは
いつですか?
とお聞きすると、
「すぐにこの出来事だと思い
出せないだけで、そういう
ことは、何度もあったと
思うんですよね」とAさん。
少し間を置いて、Aさんは、
ハッと何かを思い出し、
こんなことを教えてくれた
のです。
「小学生5~6年生の頃、
毎朝、近所の子供たちと集合
して通学していたんですね。
その時、同級生Bが、頻繁に
遅刻していたので、年下の
女の子や男の子から直接Bに、
「Bさん、いつも私たち
待たされて困ってるんです。
どうにかしてください」
と言うようになってました。
言われて気分がムシャクシャ
したBは、年下に怒鳴ったり、
叩いたり、いじめるように
なったんですね。
ある時、年下をいじめてるB
を私が止めようとすると、
揉み合いになり、お互い、顔
に引っかき傷ができました。
その夜、Bの父親がBを連れ、
私の家に来て、真っ赤な顔で、
「真面目なウチの子に暴力
を振るうとは、どういう
つもりだ!」
と一方的に怒鳴り込んできた
んです。
私は内心『真面目?』
と思いましたが、
私の父親から、
「Bに暴力を振るったのは
本当か?」と聞かれ、
「確かにケンカはしたけど、
理由があって・・・」
と答えたけど、
それは一切聞かず、
「こんな真面目な子に暴力を
振るうとは何事か!」
とB親子の目の前で、私は
ボコボコにされたんです。
この時、「なんで僕の話を
聞いてくれないんだよー!」
と激しい心の嘆きと一緒に、
心の傷が残りました。
そして、私には2才下の弟が
いるのですが、兄弟ゲンカ
した時はいつも、
父親は、お兄ちゃんのおまえ
が悪いと、理由はほとんど
聞いてもらえず問答無用で、
私だけ怒られていたんです。
そんな感じで、私はいつも、
『分かってもらえない、
聞いてもらえない』という
感覚がありましたね・・・」
とAさんは、怒りと悲しみ、
あきらめ混じりの表情に。
そこで私は、
Aさんは、どうしてこの
『分かってもらえない、
聞いてもらえない』という
感覚を持ち続けているの?
このメンタルブロックを持ち
続けているメリット・利得は、
何ですか?と尋ねてみると、
「メリット??
そんなこと、分かりません」
とAさんは、言います。
そこで、お父さんに分かって
ほしい、聞いてほしい、という
感覚はないですか?
と私が聞くと、
「そりゃ、ありますよ!」
とAさんは強い語気に。
ここで、とても興味深いこと
があります。
『分かってほしい』と強く
思っている、それこそが
『分かってもらえない』
前提になっていると。
そこで私は、こうお伝え
しました。
『分かってほしい』
気持ちが強いほど、
『分かってもらえない現実』
を無意識に創り出すんです。
Aさんは、このまま、お父さん
に『分かってもらえない、
聞いてもらえない』という
メンタルブロックを
持ち続けた方が、良さそう
ですか?と聞いてみました。
Aさんは、ビックリ驚き、
「そうですよね・・・
このメンタルブロックを
外したいです」
と選択されました。
セッション後、Aさんは、
頭がグラグラして変な感覚が
して、今は、よく分からない
と言っていました。
1か月後、Aさんから、こんな
ご報告をいただきました。
以前は、『分かってもらえない』
ことにかなり意識や気持ちを
奪われていましたが、
今は、人にどう思われるか
よりも、自分の判断に集中
できるようになりました。
その結果、
◆無駄な人間関係のストレスが
消えた
◆意思決定のスピードが上がった
◆判断力、実行力が明らかに
上がった
◆結果として、組織が前に進み
始めました、とのことでした。
このAさんの話を聞いた時、
他人事に感じなかったのは、
なぜでしょうか?
この『分かってもらえない』
という感覚のメンタルブロック
は、ある日突然、始まったもの
ではありません。
もっと前の、何気ない場面に
残っています。
たとえば、
◆忙しそうな親に、
「あとでね」と言われて、
そのままになったままの、
あの感じ。
◆何かを伝えようとしてた
のに、「もういいから」
と途中で遮られて、言葉が
残ったまま、引っ込めたこと。
◆本当は怖かったり、悔し
かったりしていたのに、
「それくらいで・・」と
流されて、自分の感じていた
気持ちをしまい込んだこと。
あるいは、
◆言っていることと、やって
いることが違う親を見て、何も
言えなくなった、あの瞬間。
その時は、何も起きていない
ようでいて、何かだけが残り
ます。
言葉にならなかったその感覚は、
形を変えながら、
今も、どこかで似た場面に
触れたときに、ふっと顔を
出します。
そして、その感覚があるまま、
人と向き合うことになります。
もし、ここまで読んで、少し
でも何かが心に引っかかるよう
でしたら、それを無理に解決
しようとしなくても大丈夫です。
ただそれを言葉にして整理する
だけでも、気付きが深まり、
見え方は変わってきます。
そして、あなたが
『分かってもらえない』
と感じた時、その心の奥で
本当は何を求めていますか?
もしこれにすぐ答えられないなら、
もしかすると、まだ言葉にできて
いないだけかもしれません。
そして、その状態のまま意思決定
を続けると、どこか、少しだけ
ズレた感覚が残り続けます。
もし自分一人では整理しきれ
ないと感じるようでしたら、
一度ご相談ください。
自分の無自覚・無意識を、
言語化して少し整理するだけ
でも、見えてくるものが、
思っている以上に変わります。
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
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