経営者のメンタルトレーニング 元気がでない


 

コロナ後、ロシア‐ウクライナ問題、

円安および物価高騰など、世界情勢

と日本情勢が大きく動いてますね。

 

あなたは元気にされてますか?

 

もしあなたが眠れなくて元気が

でない場合は、こちらをご覧ください。

 

◆眠れない

https://mentalt.jp/mentaltraning-21-2

 

それとは別のケースで、以前、

50代経営者Aさんから

「なぜか元気がでないんです」

とご相談がありました。

 

いつ頃からですか?と聞くと、

おそらく2年前からとのこと。

 

どんなことがあったのか聞いて

みると、こんなことを教えて

くれたんですね。

 

「会社創業時から16年間、一緒

だった役員が独立のため辞めた

んです。

 

何度も話し合った結果なので、

心の整理はできています。

 

そのはずなのに、なぜかやる気

というか元気がでないんです」

とAさん。

 

そこで、普段のお仕事はどうされて

るのかをお聞きしてみました。

 

「会社では、社員の手前もあって

普通に仕事をしています。

 

ですが、仕事が終わって家に

帰ると、心にぽっかり穴があいた

ような感じで虚しくなるんです。

 

その役員は、大変な時期を一緒に

乗り越えて、苦楽を共にしてきた

戦友でした。

 

あの役員をずっと育ててきた時間と

労力は、いったい何だったんだろう・・」

 

とAさんは、肩を落としながら

しみじみと教えてくれました。

 

この大切な人を失って、心に

ぽっかり穴があいた虚しさは、

心理学的に【喪失感】と呼ばれて

います。

 

この喪失感は、通常、時間とともに

解消されていくと言われてますが、

時として、気持ちが残り続けること

もあるんですね。

 

Aさんは、創業時や経営のピンチ、

苦楽を一緒に乗り越えて、育ててきた

役員を失ったことで、喪失感だけ

でなく、無力感も感じていました。

 

そこでこの喪失感と無力感を解消

するために、その辞めていった役員

に対する悲しみや寂しさ、怒りなど

の気持ちを吐き出し、

 

潜在意識の捉え方を書き換えること

でメンタルブロックを解放しました。

 

約2週間後、Aさんからは、

「やる気、元気が徐々に戻って

きて、それまでのやる気がでない

状態が思い出せないぐらいです」

とのメールを頂きました。

 

 

また、以前、50代自営業者Bさん

から「元気が出なくて、心が苦しい」

とご相談がありました。

 

何か思い当たることはありませんか?

と聞いても、特に無いと言います。

 

そこで、いつ頃からですかと聞くと、

よく分からないけど、最近、特に

そう感じるとのこと。

 

そこで、その切っ掛けを聞いてみる

と、およそ9年前かもしれないと

言い始めたんですね。

 

その9年前に何があったのか聞いて

みると、お母さまが病気で亡くなった

とのことでした。

 

その時、Bさんは、仕事で忙しく

お母さまの看病や介護を、妹に

任せっきりで、

 

自分の嫁さんにお願いしてお見舞い

に行ってもらったけど、遠方に

住んでいることもあり、ほとんど

何もしてあげられなかったそうです。

 

自分は、母親にほとんど何もして

あげられなかったと、申し訳なさ

と後悔の気持ちが消えないと言う

のです。

 

さらにこんなことを教えてくれ

ました。

 

「父は自営業をしていて、頑固で

厳しい職人気質の人でした。

 

母は、そんな父を立てつつ、いつも

笑顔で家族を温かく見守ってくれ

ました。

 

私の進学や就職など、やりたいこと

を応援してくれたり、

 

私が小学生や中学生の頃、父親が

虫の居所が悪くて、私をガンガン

怒鳴り散らしていた時、母親が

身をていしてかばってくれたんです。

 

私は、母にどれだけ救われたか

分かりません。

 

そんな母に恩返しすることも、

看取ることもできませんでした」

と教えてくれました。

 

Bさんは、お母さまを失った喪失感

とともに、介護を充分にして

あげられなかったことを後悔し、

自分を責めていたのです。

 

9年前ということもあり、Bさんは

原因を忘れかけていましたが、

この状態では、元気が出なくなり、

心が苦しくなって当然です。

 

そのため、喪失感と後悔、自分を

責めていることを解消し、潜在意識

の捉え方を書き換えることで

メンタルブロックを解放しました。

 

その後、Bさんから

「心の苦しさがなくなって、

元気が戻ってきました」

とメールを頂きました。

 

 

この心にポッカリ穴があいている

虚しさの【喪失感】は、以下のような

ことで起きることがあります。

 

・両親、兄弟、伴侶、恋人、子供

の他界

・離婚

・恋人との別れ

・家族同様だったペットロス

・長年のビジネスパートナーとの別れ

・恩師や親友との別れ

 

そして大切な人を失った喪失感は、

同時に、

 

あんなに時間と労力をかけて育てた

のに失ったという無力感や、

 

愛する人を守れなかった無力感、

恩返しができなかったという

罪悪感などを感じて、

 

自分を責めて心が傷付いていること

もあるんですね。

 

そのため、それらも一緒に扱って

解消する必要があります。

 

私たちは、いつも一緒だと思って

いた片腕やビジネスパートナーと

別々の道を歩み始めることや、

親が他界することはありえますよね。

 

あるいは予期せぬ別れを経験する

こともあるかもしれません。

 

コロナで人と会うことが自粛され

始め、大切な人を失う悲しみや

喪失感も増えてきているように

感じます。

 

もしあなたが、やる気や元気が

でない、虚しさを感じるよう

でしたら、これらの原因も確認

してみてくださいね。

 

原因が分かれば、解決の方向性も

見えてくることもあります。

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

 

■メンタルトレーニンで営業力強化

メール講座(全10回・無料)

メルマガボタン