苦労のメンタルブロック
今まで数千人のメンタルブロック
解放セッションをしてきて、
ほとんどの人が気付いてない、
本能が関係しているある共通点が
見えてきましたので、今回はそれを
お伝えします。
以前、４０代自営業者Ａさんから
「もっとビジネスを発展させたい
のですが、立場の高い相手に、
営業や商談の時、腰が引けて、
言い負ける時があります。
それと集客やマーケティングで
行動が止まる時があります。
ただメンタルブロックは、子供
の時、両親にひどく怒られたり、
いじめられたことが原因と聞き
ますが、私は特にそういった経験
はありませんが、
それでもメンタルブロック解除
の効果はありますか？」
とメールでご相談がありました。
そこで、
「メンタルブロックの原因は、
確かに子供の時のそういった経験
が多いですが、他にもあります
ので調べながら進めていきます。
立場の高い相手に、営業や商談する
時、腰が引けて、言い負けること
や、集客やマーケティングで行動
が止まることは、よくあるご相談
なのでお力になれますよ」
とお伝えすると、コンサルティング
コースにお申込みくださいました。
そこで、最初にご相談された営業
や交渉で、立場の高い相手に腰が
引けて、言い負けることや、
集客やマーケティングで行動が
止まるお悩みが解消すると、今度は
こんなご相談をされたんですね。
「まだ何かあるような気がします。
たとえば、何となく、仕事でわざわざ
苦労する方を選んでいるような気が
するんです」とＡさん。
そこで、そのわざわざ苦労する方を
選んでいる感覚は、どんな時に感じ
ますか？とお聞きすると、
「１人で仕事の進め方を、迷って
決断する時に感じます」とのこと。
どのくらいの頻度で、それを感じる
のですか？と聞いてみると、
１週間に１回ぐらいは感じるそうです。
そこで、その迷って決断する時、
わざわざ苦労する方を選んでいる
感覚は、Ａさんの身体では、
どんな感覚を感じているのですか？
と聞いてみると、
「背中や頭の中心、脳に、黒い鉛の
ような重いモノがあるように感じ
ます。その時、気分がドヨンと
暗くなります」とのことでした。
さらにヒアリングしていくと、
Ａさんが子供の時、お母さんが病気
で、入院したり、家で寝ていること
が多かったそうです。
そしてお母さんは、「いつもすま
ないね」と言っていたそうで、
「そんなことないよ、お母さんが
いてくれるだけで嬉しいよ」
と家族４人（兄弟は兄が１人）で
支えていたそうです。
ですが入院費や治療費、薬代など
お金がかかり、お父さんも苦労
していたそうです。
そんなお父さんやお母さんを見て、
子供のＡさんは、どう感じて
いたの？と聞くと、
「明るく振る舞っていたけど、
本当は気分がドヨンと暗くなる時
がありました。
そしてお母さんの病気を軽くして
あげたい。そしてお父さんの苦労
も軽くしてあげたい」とＡさん。
そこで、
「どうやって、お母さんの病気や
お父さんの苦労を軽くしてあげよう
としているの？」と聞いてみると、
「僕も、お母さんやお父さんのように
苦労して、軽くしてあげたい」
と言ったんですね。
なので、
「もしかして、お母さんとお父さん
を軽くしてあげたいと思って２人の
苦労を受け取ったの？」
と聞いてみると、
とＡさんは、小さくうなずいたのです。
そして、「２人から受け取った苦労の
感覚は、背中や脳にある、黒い鉛の
ような重いモノと同じ感覚ですか？」
と聞いてみると、
「あ、同じ感覚だ」
とＡさんは気付いたんですね。
では、この背中と脳にある黒い鉛
のような重いモノはどうしたい
ですか？と聞くと、
「背中と脳にある黒い鉛のような
重いモノを取り除きたい」
とＡさん。
そこで、この背中と脳にある黒い
鉛のような重いモノを解消する
セッションを始めると、
急にＡさんの表情が、険しく暗く
なったんですね。
あれ、どうされたのですか？
とお聞きすると、
「この感覚を外したら、お父さんと
お母さんと一緒にいれなくなって
しまう。
家族を裏切りたくない。見捨てたく
ない」と言うのです。
Ａさんの子供の心は、この背中や
脳に黒い鉛のような重い感覚を
持つことで、
お父さんとお母さん、家族みんなが
苦労することで、一緒にいることが
できると思い込んでいたんですね。
なので、その葛藤も含めて、この
感覚を解消するセッションをして
いきました。
すると、背中と脳にある黒い鉛の
ような重いモノが感じられなくなり、
身体がスッキリ軽くなったそうです。
そして、たまにドヨンと気分が暗く
なっていたことも無くなり、仕事で
わざわざ苦労する方を選ぶ感覚も
無くなったとのこと。
それにより、仕事も、わざわざ苦労
するのではなく、スムーズに進む方を
決断するようになったため、毎日、
イキイキと取り組めるようになった
と喜びの声を頂きました。
通常、メンタルブロックは、子供
の時、親から強く怒られた場面や、
ひどいことをされた場面、話を
聞いてくれなかった、かまって
もらえなかった、学校でいじめ
られた、
腹が立った、怖かった、悲しかった、
悔しかった、つらかった、などの
場面がよく出てきます。
それらのメンタルブロックを外して
いくと、ある時点から、明らかに
メンタルブロックの質が変わって
きます。
それは、たとえば地面を掘っていく
と土だったのに、粘土層が出てくる
感じです。
それはたとえ、どんなに親が
八つ当たりしたり、怒鳴ったり、
暴力を振るったり、ひどいことを
したとしても、小さい子供は親が
大好きなんですね。
最初の方のセッションでは、あんな
イヤなことがあった、こんなひどい
ことがあったという内容が出てくる
のですが、それらが落ち着くと
共通して、次のような内容がよく
出てきます。
【それは、親が苦労していたり、病気
で苦しんでいたら、助けてあげたい、
軽くしてあげたいからそれらを
受け取った。
でも親を助けたいのに助けられない、
自分は無力だ、自分も苦労している
両親と一緒にいたいから、幸せに
ならないと心に決めた】
このように、
【潜在意識・無意識の思い込み】
を語り始めるのです。
これは、深い意識なので、当然、
本人は普段は、気付いていません。
この親の苦労や病気、つらい気持ち
を助けたい、軽くしてあげたいから、
心理的に受け取ることは、
人間の動物本能、子供の純粋な愛に
よるものなんですね。
似たケースとして、このような
内容があります。
◆たまに、よく分からない不安が
おそってくる
ヒアリングしてみると、子供の時、
お母さんが不安の強い人だった。
そんなお母さんの心を軽くして
あげたいから、不安を受け取っていた。
◆たまに、抑えられない怒りが
湧き上がってくる
ヒアリングしてみると、子供の時、
お父さんが親戚とお金や親戚内の
立場のことで、よくトラブルに
なって怒っていた。
そんなお父さんの怒りを軽くして
あげたい、大好きなお父さんを
こんなに怒らせやがって、と
怒りを受け取っていた。
◆漠然とした寂しさがある
ヒアリングしてみると、子供の時、
父親が仕事で忙しくて、家に
ほとんどいなかったので、母親は、
とても寂しがっていた。
そんな母親の寂しさを軽くして
あげたいと、母親の寂しさを
受け取っていた。
◆慢性的に身体がだるく体調不良
ヒアリングしてみると、子供の時、
お母さんの身体が弱く、病気ぎみで
よく寝ていた。
そんなお母さんの病気を軽くして
あげたいから、体のだるさや体調
不良を受け取っていた。
◆頭痛
ヒアリングしてみると、子供の時、
お父さんが慢性的な頭痛で痛がって
いた。
そんなお父さんの頭痛を軽くして
あげたいと、父親の頭痛を受け
取っていた。
これら、性格や体質、遺伝で変わらない
と思っているようなことでも、実は
心理的に親から受け取っている場合
があります。
あなたもそんな心当たりは、
ありませんか？
親の苦労には、親戚とのトラブルや
知人から裏切られた、騙されたなど
も含まれます。
子供の時は、親から受け取ったこと
が、そこまで影響が無かったのに、
大人になり、年齢や立場、環境が
変わると、
段々と自分が望まない状態を引き
起こすことがあるんですね。
子供の時に、そうしたかった純粋な
気持ちの本能なので、それは悪い
ことではありませんが、今は必要
ないと気付けば、最適な思い込み
にアップデートしていくことが
できますよ。
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
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