あなたの存在は誰の為?
営業のメンタルトレーニング
数年前、初めて東京の渋谷駅に
行った時の夕方、20代のカップル
がイチャイチャしていたんですね。
「おいおい、ここは海外やないんやぞ。
映画の見過ぎやろ。いいのかこの
ままで日本!」と純粋に思いました。
今では見慣れましたけどね。(笑)
個が進み、人や周りに無関心、
自分さえ良ければいいと、様々な
価値観の人が増えてきていますよね。
特にリーダーは、そんな多様化した
価値観の人たちの気持ちさえも
理解しつつ、同じ方向に向かって
いく必要があります。
ここ10年ほどで、今まで以上に人を
受け入れる自分の器作りが必要で、
ある意味ハードルが上がっている
のかもしれません。
以前、ある営業セミナーでドキッ
とした事がありました。
それは、
「私たちは誰の為に存在している
のでしょうか?」
と質問された時です。
あなただったらどう思いますか?
その営業講師が言うには、ビジネスは
お客様の為、株主の為、ビジネス
パートナーの為、応援、信頼して
くれている方の為、上司は部下の
為に存在している。
夫は妻の為、妻は夫の為、親は
子の為、子は親の為。
そして友人の為、目の前の人の為。
私たちは全員、社会や誰かの為に
存在していると言うのです。
その時、私はハッとしました。
なぜなら最近、自分中心になって
ないかなと思ったからです。
人と話している時、自分の言いたい
事ばかり話してないかな、もっと
相手の事も聞いて気持ちをくみ取って
あげたら良かったのにと反省した
のでした。
「私たちは誰の為に存在して
いるのか?」
そこで天国と地獄の有名なお話が
あります。
天国も地獄もそれぞれ同じ美味し
そうな料理が目の前に並んでいる
そうなんですね。
ですが1mの長い箸しかありません。
地獄の住人は、自分で自分の口に
料理を運ぼうとするけど長い箸
なので食べられず、次第にケンカを
始めていつも腹ペコなんだそうです。
それに比べて天国の住人は、お互い
に食べさせ合うので、お腹も心も満足、
いつもニコニコ笑顔だそうですよ。
私の友人でユニークな人がいます。
質問も、自分が聞きたい内容では
なく、相手が話して楽しくなるような
相手の興味・関心、好きなことなど
を聞いてくるんですね。
その返事について笑って、称賛・激励、
一緒に楽しんでくれるのです。
その彼と話した後は、いつもとても
元気になって感動するんですね。
ところでついつい自分中心に意識が
向いて、相手や周りに意識が向き
にくい人は、自分の心が満たされて
ないことがあるんですね。
その場合、毎日、小さな事で何か
できた自分を誉め続けていくと、
自分はやればできるんだという心
や自己重要感が満たされていき
ます。
そして会話では相手や周りを中心に
意識することが大切になってきます。
今よりもさらにあなたが人や周りに
喜ばれる存在になったとしたら、
どうなりそうですか?
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
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