わらしべ長者のメンタル
ところで今回は、わらしべ長者
のお話しをしてみたいと
思います。
そんな事は知っていますよね。
たまには、こういう話しも
いいでしょ?(笑)
むかし、むかし、あるところに
正直者だけど、貧乏で運が
ない男がいました。
そこである日のこと、男は
最後の手段として、観音さま
に必死にお祈りしました。
「観音さま、おいらも人並み
に幸せになりてえですだ」
すると男は、急に眠くなり
夢うつつの中で観音さま
がこう言いました。
「あなたは今まで正直に
生きてきたから、その願い
を叶えてあげましょう。
これから最初に手に触った
ものを大事にして西に
行きなさい。」
男は目を覚ますと、その
不思議な夢を信じてみる事に
しました。
それから男は、お寺を出よう
とした瞬間、「おっとっとっ」
小石につまづいて転んで
しまいました。
気が付くと、男は手に一本の
わらをつかんでいました。
「こんなもの何の役にも
たたないのに・・・」
そう思いながら男はわらを
持って西にてくてく歩いて
行きました。
しばらくすると1匹のあぶが
「ぶ~ん」と男の顔の周りを
飛び回りました。
「しっしっ」
男は手で追っ払いましたが
なぜかあぶはしつこく顔の
周りを飛び回ります。
男は奮闘の末、ようやく
あぶを捕まえてわらの先に
縛りつけました。
そしてまたてくてく歩いて
行きました。
それから男が町にやってくると、
赤ん坊がわらの先のあぶを
見て、あれが欲しいと
泣いてねだりました。
男は、そのわらを赤ん坊に
あげると、赤ん坊は、
キャッキャと喜びました。
赤ん坊の母親が、お礼にみかん
3個をもらってくださいと
いうので、男はありがたく
受け取りました。
男はみかんを持って西へ
しばらく歩いていくと、喉の
渇きに苦しんでいる旅の
商人を目にしました。
男は気の毒に思い、その
みかんを全部、商人に
あげました。
商人はたいそう喜び、お礼にと
男に絹の反物を渡しました。
男は、絹の反物を受け取って
さらに西にてくてく歩いて
行きました。
しばらく行くと、男は侍と
弱っている馬に出会いました。
侍に「どうしたのですか?」
と尋ねると、馬が病気に
なったので見捨てて旅を
急がなければいけないと
言うのです。
男は、弱った馬が可哀そうに
思い、この絹の反物とその馬
を交換したいと申し出ました。
侍は、喜んで反物と馬を交換
して旅立っていきました。
男は、その馬を不憫に思い、
せめて水だけでもと近くの
水場で水を汲んできて馬に
飲ませてあげました。
すると突然、馬はムクッと
起き上がって元気に
いなないた。「ヒヒィーン」
「不思議な事もあるもんだ」
男はつぶやきながら
馬に乗って西へ向かいました。
またしばらく行くと、大きな
屋敷に辿り着きました。
丁度、旅に出かけようとして
いた屋敷の主が、男を見る
なり、その馬をどうしても
譲り受けたいと言ってきました。
代わりにこの屋敷に3年間
住んでもらい、そしてもし
3年経っても帰ってこな
かったら、屋敷を譲ると
言うのです。
男は、馬を譲り、代わりに
屋敷に住みました。
主は、3年過ぎても5年過ぎ
ても帰ってくる事はありません
でした。
男は、その後、裕福な暮らし
を手に入れる事ができたとさ。
そして男はその後、生涯、
わら一本粗末にすることは
なかったそうな。
めでたし、めでたし。
さてさてあなたは、この
話しを聞かれてどうお感じ
になられたですか。
僕は、以前から
わらしべ長者のような
メンタルを持っていて日々
実践している人を見て
きました。
そして大分から東京に
出てきて知り合った人
でも、みるみる
わらしべ長者のように
ステージアップしていく
人を見てきました。
そこで僕も参考にさせて
もらい、あっちで学んだ
事をこちらでシェアしたり、
こちらで学んだ事をあちら
でシェアしたりと実践して
いくと、たいそう喜ばれました。
お蔭様で、ありがたい
ご縁をたくさん頂く事が
できました。
本当に日本の昔話には、
人生のヒントがたくさん
あって、ありがたいですよね。
それにしてもわらしべ長者
のような人生を送りたいですね。
ではいったい、どうしたら
そうなれるでしょうか?
それには、最初の一本の
わらを手にする事が大事
ですよね。
そして、わらとあぶの掛け合わせ。
ちなみにあなたはどうやって
その一本のわらをつかみますか?
もしかしたら、既にあなたの
身近なところにあって、
あなたから気づかれるのを
今か今かと待ち望んで
いるかもしれませんよ。
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
■メンタルトレーニンで営業力強化
メール講座(全10回・無料)