失敗、できないはダメのメンタルブロック解除


あなたは、失敗した時、何かが

できない時は、どんな気持ちに

なりますか?

 

内容によると思いますが、

「あちゃー、やってしまった~」

とか、一瞬、落胆するけど、

「ヨシ、また次やったろ!」と気持ち

を切り替える感じでしょうか。

 

特に、子供の頃、失敗した時、

できない時、親からダメと厳しく

怒られていた人や自分に厳しい人は、

 

自己否定したり、自分を責める

メンタルブロックを持っているかも

しれません。

 

以前、40代自営業者のAさんから

こんなご相談がありました。

 

(許可を得て、本人が特定できない

ように加工してご紹介します)

 

「最近、行動力や挑戦する意欲が

落ちています。

 

前は、もっといいアイデアや発想が

浮かんでスピード感もあったのに

それも落ちて、お客様企画も無難に

なっています。

 

上手くいってる部分もあるのですが、

こんな内容は、メンタルブロックを

外すことで解消できるのでしょうか?」

ということでした。

 

なので、いつ頃から、その行動力や

挑戦する意欲、スピード感が落ちてる

感じですか?とお聞きすると、

 

「う~ん、4~5年前ぐらいですかね」

とのこと。

 

その4~5年前に、何か切っ掛けは

なかったですか?と聞いてみると、

 

「その頃、ビジネスパートナー3人

とプロジェクトをやってました。

 

最初、知人の1人から経営者団体や

起業家組織とつながりがあるので、

一緒にいい企画を作って持って

行きませんか?と誘われたんです。

 

そこで、3人で何度もミーティング

を重ねて、各専門性を連携した企画書

に落とし込んだんですよ。

 

そして最初の人が、経営者団体と

起業家組織に企画を持って行った

んですね。

 

そこで、フィードバックをもらい、

再度企画を練り直して持って行く。

 

これを繰り返してるうちに、どうも

その経営者団体や起業家組織と、

つながりが薄いんじゃないか、

あまりまともに取り合ってもらえて

ない感じでした。

 

結局、1年近く、時間とエネルギー

をかけたのに、無駄となりました」

とAさん。

 

その時、Aさんは、どう感じた

んですか?とお聞きすると、

 

「まあ自己責任だけど、やるせない

気持ちでしたね」とのことでした。

 

続けてAさんは、

「実は10年前頃にも、似たような

ことがありました。

 

知人の自営業者さんから、山手線

の駅近に貸し会議室を持っている

ので、見に来られませんか?

と誘われ、行ったんです。

 

その時、その自営業者さんが、

『やりたいことがあるけど、ぼんやり

してて』と言うので、ヒアリング

しながら紙1枚にまとめたんですね。

 

すると、その自営業者さんから、

『わ~、そうです。私がやりたかった

ことはコレなんですよ。ぜひビジネス

パートナーとして協力してください』

と言われたんですよ。

 

私もそのビジネスに可能性を感じた

ので、協力することに。

 

ただ私と2人では、そのビジネス実現

が難しかったので、私の知人2人の

専門家を紹介し、4人でプロジェクト

を立ち上げたんです。

 

地域密着のリアル店舗と、ネットを

連携したビジネスモデルを構築した

企画書を作りました。

 

最初の自営業者さんが、地域店舗組合

や地域経営者団体に企画書を持って

行ったのですが、ずるずるとなかなか

進まなかったんですよ。

 

ほぼ週1で1年近く、ミーティング

を重ね、時間もエネルギーも、地域

店舗リサーチにお金も使ったけど、

あやふやになって自然消滅でした」

とのこと。

 

その時、Aさんは、どう感じた

んですか?とお聞きすると、

 

「私が甘かった、そして私が誘った

2人に申し訳なかった」

とのことでした。

 

Aさんは、さらに続けます。

 

「もっと前に、WEB集客の仕組化

ビジネスをやっている古い付き合い

の先輩から、一緒にやらないかと

誘われたんですね。

 

ビジネスの内容を聞くと、可能性を

感じたので、やってるみることに。

 

そこで1年近くコンテンツ作成して

WEB集客サイトを複数作ったんです。

 

そして私のお客様の経営者を何人も

紹介して契約までいったのですが、

諸事情でそのビジネスも上手くいき

ませんでした」とのこと。

 

その時、Aさんは、どう感じた

んですか?とお聞きすると、

 

「この時も、時間とエネルギーとお金

を使い、私のお客様の経営者を紹介

したのに、ダメだったと思いました。

 

自己責任と分かってますが、失敗

した、できなかったと感じました・・」

 

と、Aさんは、渋そうな表情で、

ガックリ肩を落としたんですね。

 

そこで、Aさんにとって、

『失敗した、できなかった』ことは、

どんな意味でしょうか?

と聞いてみると、

 

「失敗も、できないのもダメですよ!」

とAさんはキッパリ。

 

そこで私は、もし

『失敗、できないのはダメ』

と思い込んで、経験を重ねていくと、

どうなっていくでしょうか?

と聞いてみると、

 

「まあ、失敗やできない時も

出てきますよね」とAさん。

 

そうなんです、その度に、

『失敗、できないはダメ』

『失敗、できない自分はダメ』

と自己否定や自分責め、罪悪感、

無力感などにつながり、心が傷付く

んですね。

 

そのため、失敗、できないことを

避けるために、行動や挑戦する

気持ちが落ちることがあります。

 

Aさんは、そんな感覚はありま

せんか?とお聞きすると、

 

「確かに、何となく、ありますね」

とのこと。

 

これは、よくある制限となる

思い込み、メンタルブロックです。

 

ところでAさんは、この

『失敗、できないのはダメ』

という制限となる思い込み、

メンタルブロックを持っている

メリット、利得は何ですか?

と聞いてみると、

 

「メリット? そんなのあるかな?

失敗しないため、できるようになる

ためですかね、親も厳しかったし」

と言います。

 

今まで『失敗、できないはダメ』

という意味付け、思い込みで、

その目的を果たすには良かった

かもしれません。

 

ですが、今それで不都合が生じてる

なら、その思い込み、メンタルブロック

を解除して、新しく再定義した方が

いいかもしれませんと提案し、

 

Aさんの合意を得て解除していき

ました。

 

Aさんは、

◆『失敗、できないのはダメ』

のメンタルブロックを解除し、

 

◆『失敗、できないことから

学び、成功する』

と再定義したんですね。

 

(書き換え、再定義の言葉は、

個人によって変わります)

 

セッション直後、Aさんは、心の

イガイガした痛みや、心のパワー

が落ちている感覚が解消された

そうです。

 

そして「失敗やできないから学ぶ

ことは、分かっていたつもりでした

が、深くは分かってなかったのかも

しれません」と言ってました。

 

その後、Aさんは、

なぜ自分がそれらのビジネスに

可能性を感じたのか?

 

最初に誘ってくれた人に依存的な

甘えがあったこと、主体的になる

重要性、ゆるしや寛容さ、柔軟性、

あきらめない心、自分を大切に

する気持ち、

 

視野の広がり、知恵、ビジネスモデル

の仕組化、全ての失敗やできないこと

は、自分を成長させるために起きた

ことなど、たくさんの学びに換える

ことができたそうです。

 

そして、

『失敗、できないは、味方で宝物』

と思えるようになり、楽しくなって

きたそうです。

 

それにより、段々と行動力や挑戦する

意欲、活動的な本来の自分を取り戻し、

 

いいアイデアからお客様企画ができ

たり、仕事のスピード感もアップした

と喜んでいましたよ。

 

ところで、あなたは『失敗、できない』

について、どんな感覚や感情が

あったり、意味づけをしていますか?

 

特に、子供の頃、失敗した時、

できない時、親からダメと厳しく

怒られていた人や自分に厳しい人は、

 

自分をダメだと否定したり、自分を

責めるメンタルブロックを持って

いるかもしれません。

 

自分1人では、なかなか気付きにくい

かもしれませんが、もしかしたら

自分の制限となる思い込みや意味

付けになってないか、自問自答して

みてくださいね。

 

参考記事

◆行動できないメンタルブロック解除

https://mentalt.jp/mentalblock-96

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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