迷い、葛藤、ダブルバインドのメンタルブロック解除


あなたは、ある問題、悩みになると、

・何が一番いいんだろう?

・どっちにすればいいんだろう?

・自分の判断は間違ってないだろうか?

・本当に大丈夫?

 

などと、迷いや葛藤して、自信が無く

なったり、なかなか判断や決断が

できなくなることはありませんか?

 

もしかしたらそれは、

ダブルバインド(二重拘束)の

メンタルブロックかもしれません。

 

以前、50代自営業のAさんから、

こんなご相談がありました。

 

(許可を得て、本人が特定できない

ようにしてご紹介します)

 

「事業は、頑張っているので順調そう

に見えるのですが、

 

たとえば、

・新規事業への投資判断

・新規取引先との契約決定

・スタッフへの対応

・問題発生時の優先順位

        

など、「ここぞ」という場面で、

 

・何が一番いいんだろう?

・どっちがいいんだろう?

・これで正しいのかな?

 

・お客様に迷惑をかけたくない

・スタッフに失望されたくない

・本当にこれで大丈夫?

 

などと、迷いや葛藤、ぐるぐる思考

になって、判断がなかなか出せなく

なるんです」とのこと。

 

そこで私は、

経営されているので、慎重になる

のは当然だと思うのですが、

それとは違う感じでしょうか?

とお聞きすると、

 

Aさんは、

「そうなんですけど、それにしても

理屈では割り切れない感覚の迷いや

葛藤を感じています」

と言うのです。

 

そこで、Aさんが、迷い、葛藤、

ぐるぐる思考になる時、どんな感覚

があるか聞いてみると、

 

「胸の辺りが、モヤモヤして、頭の

中も、ぐるぐるかき乱されて、混乱

してきます」とのこと。

 

その感覚を、さらに詳しく聞いてみる

と、こんな感覚が見えてきたんですね。

 

◆世の中は、難しい

 

◆世の中は、応援、協力してくれない

 

◆大きな力がある人に助けて欲しい

 

◆大きな力がある人に導いて欲しい

 

これらの原因を、さらにヒアリング

していくと、Aさんは、このような

ことを教えてくれました。

 

「子供の頃から、父親が、

 

『俺は、戦後生まれだから、今みたい

に裕福な時代じゃなくて、やりたくても

できないことがいっぱいあった。

 

だからお前がやりたいことは、勉強

でもスポーツでも、何でもやらせて

あげたい。

 

俺は、仕事を頑張るから、お前は

勉強を頑張って俺を超えろ』

 

と言ってよく励ましてくれたんです」

とのこと。

 

お父さんから、そのように言われて

いたのなら、Aさんは、そんなに

迷いや葛藤を強く持つ原因には

ならないと思うのですが・・・

とお伝えすると、

 

Aさんは、

「何というか・・・ちょっと変なん

ですけど、実は、父親は、私に、直接

は言っていませんが、

 

何となく、態度や表情などから

伝わってくる言葉にならない感覚

があるんです」とのこと。

 

なので、そのAさんの言葉にならない

感覚をヒアリングしながら、言葉化

していくと、こんな内容が見えて

きたんですね。

 

◆世の中、そんなに甘くない

 

◆お前が、そう簡単に成功できる

わけがない

 

◆俺と同じ苦労をしろ

 

◆それで、できるならやってみろ

 

◆俺を超えるな

 

◆俺から自立するな、

自立すると寂しい

 

◆俺を頼ってほしい、必要としてほしい

 

◆俺を尊敬しろ、大切にしろ

 

つまりAさんは、子供の時、

お父さんから、

「表メッセージ」+「裏メッセージ」

として、

 

「頑張れ」+「苦労しろ」

「俺を超えろ」+「俺を超えるな」

「自立しろ」+「自立すると寂しい」

 

といった矛盾した非言語メッセージ

を、受け取っていたのです。

 

このような矛盾したメッセージは、

心理学では、ダブルバインド

(二重拘束)と呼ばれ、

 

まさに、心の中で「アクセルと

ブレーキを同時に踏む状態」に

なっていたのです。

 

この二重メッセージを子供の時に

受けとることで、

 

・どうしたらいいか分からない

・何を信じて動けばいいかわからない

 

という、迷い、葛藤、混乱の思考

パターンを持ってしまいます。

 

そして、年齢や立場が上がるにつれて、

迷いや葛藤、混乱の思考パターンも

大きくなっていくんですね。

 

人によっては、生きづらさの原因に

なっている場合もあります。

 

このことに、気付いたAさんは、

「うわー、だから、私は、迷いや

葛藤、混乱が強かったんですね。

ビックリです・・・」

とのことでした。

 

そこでAさんは、この迷い、葛藤、

ダブルバインド(二重拘束)の

メンタルブロックを外したいとの

ことで、メンタルブロック解除して

いきました。

 

セッション直後、Aさんは、

「心と頭の中のモヤモヤ、ぐるぐる

がパーッと消えて、一気に視界が

開けた感じです」

と驚かれてました。

 

さらにその後、

意思決定がスムーズになり、

スタッフとの人間関係も改善され、

仕事が前に進む感覚があります。

 

売上にも変化が出始め、「もっと

早く相談すれば良かったです」

と喜びの声をくださいました。

 

ところでこの、迷い、葛藤、混乱

のダブルバインド(二重拘束)の

メンタルブロックは、

 

私たちは、気付いてないだけで、

持っている場合がよくあるんですね。

 

その原因として、たとえばあなたは、

子供の時、こんなことはなかった

ですか?

 

◆親から「怒らないから正直に

言いなさい」と言われて、

言ったら怒られた

 

◆親から「理由を言いなさい」と

言われて、言うと「言い訳するな」

と叱られた

 

◆親から「人の気持ちを考えなさい」

と言われたけど、私の気持ちは無視

された

 

◆親から「人との約束は守りなさい」

と言っていたけど、私との約束は

忘れて、守らない時もあった。

 

◆親から「えこひいきはダメ」

と言われたけど、他の兄弟ばかり

可愛がられた

 

◆親から「もっと自信を持て」

と言われたけど、親自身が

上手くいかない時に落ち込んでいた

 

◆親から「お金は大切だから貯金

しておきなさい。あなたのお年玉は

貯金しておくから」と言われていた。

 

でも親は、パチンコやギャンブルに

浪費し負けて、イライラしていたり、

私の
お年玉を、勝手に使い込んでいた。

 

◆両親の教育方針が違っていて、

よく夫婦ゲンカしていた。

 

片方が、「元気で健康ですくすく

育ってくれればいい」と言い、

 

もう片方が、「大人になって恥ずかしく

ないように、躾と教育しないといけ

ない」と言っていた。

 

◆親が、私に、いつもは愛情があって

優しいのに、急に、意味が分からず、

素っ気ない態度や、無視したり、

嫌いな態度、意地悪な態度、愛情が

無い態度をしていた。

 

あなたは子供の時、そんなことが

ありませんでしたか?

 

もしあなたが、お仕事の判断や決断

する時、迷いや葛藤、混乱、悩む

思考パターンが強い場合、

 

無意識に、ダブルバインド

(二重拘束)のメンタルブロック

に縛られてないか、ご自分の心を

見つめてみてくださいね。

 

これら、ダブルバインドの

メンタルブロックを解放すると、

心や頭のモヤモヤや、迷い、葛藤、

混乱がスッキリ軽くなるため、

 

判断や決断がスムーズになり、

周囲の人間関係も好転し、行動、

チャレンジもしやすくなります。

 

それによって、本来の自分の力を

取り戻り、人生やお仕事、人間関係

の可能性が、さらに広がっていき

ますよ。

 

 

PS.時々、岡崎さんには

メンタルブロックは無いんですか?

と聞かれることがあります。

 

実は、私もクライアントさんの

メンタルブロックを外すセッション

終了後、ノートに記録メモを書いて

いる時、

 

あ、私にも似たような

メンタルブロックがあるな、

と気付くことがあります。

 

(メンタルブロックが無いという

ことは、悟って解脱し、お釈迦様

になるということですからね。

私はまだお釈迦様になっていません、笑)

 

なので、いろいろと気付かせて

くれるクライアントさんには、

いつも感謝しているんですよ。

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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