■ 1.【日常の違和感・痛みの自覚】
やりたいことがあるのに、なぜか体が動かない。
経営塾で新しい知識を学んでも、いざとなると行動を後回しにしてしまう。
そんなもどかしさを感じるのは、あなたのモチベーションや覚悟が足りないからではなく、潜在意識にある「行動できない」メンタルブロックが原因です。
■ 2.【セッション事例】
● 40代自営業者の「行動を止める」2つの岩
(許可を得て、本人が特定できないように加工してご紹介します)
「最近、仕事の動きが鈍くなり、いろいろ理由をつけては、なかなか行動できなくなっています。
原因が分からず、おそらく心理的なものだと思うのですが、行動できないメンタルブロックを外したら、行動できるようになりますか?」
ある会社の代表を務める40代の自営業者Aさんから、このようなご相談がありました。
セッションではAさんに、お仕事で行動したいのに行動できない時、自分の心や身体の中で、どんなイメージや感覚がわいてきますか?と聞いてみたんですね。
するとAさんは、「え?どういうことですか?」と少しビックリした表情に。
そして、「そんなこと、考えたこともなかったですけど、何となく・・・目の前に2~3mぐらいの大きな岩があって、押しても動かなくて、前に進めません」とのこと。
その岩を押しても動かなくて、Aさんは、どうしているのかを聞いてみると、「どうすることもできなくて、ぼう然としている感じです」とAさん。
では、その岩は、何と言っている感じがしますか?と聞いてみると、「行かせない・・と言っている感じがします」とのこと。
なぜその岩は、Aさんに行かせないと言っているのかを聞いてみると、「危ないから行かせない・・・」と言っているような気がするそうです。
そこで、何が危ないから行かせないと言っているのかを聞いてみると、「失敗したら危ない、自分だけでなく、周りの人にも迷惑がかかるし、痛手を負うから」とAさん。
それが大きな岩の目的だったんですねと伝えると、Aさんは驚いたように「知らなかった・・・」と小さく呟きました。
まずはこの岩の気持ちを受け入れ、対話をしながら、1つ目のメンタルブロックを丁寧に外していきました。
他に自分を止めているイメージや身体の感覚がないかを探してもらうと、Aさんは自分の肩に手を当てました。
「何となく・・・肩と背中に違和感があるような・・・」とAさんは言います。
では、肩と背中辺りに、どんな違和感がありそうですか?と聞いてみると、「何となく、先ほどとは違う70~80cmぐらいの岩のようなモノが乗っている感じで重いです」と肩を触っているAさん。
その肩と背中の重い岩は、何と言てますか?と聞いてみると、「お前は、家の跡継ぎだからな!と言ってる感じがします」とAさん。
誰の声がそう言ってる感じがしますか?と聞いてみると、「父親?祖父?両方?」とのこと。
Aさんは子供の時、お父さんとお祖父さんの期待が大きかった感じですか?と聞いてみると、「物心が付いた頃から、2人の期待が大きく、ずっと言われ続けていたように思います。
段々と年齢を重ねるにつれて、その期待が重くなっていった感じです。
今、自分で言っていて少し驚いています」
「この岩を、このまま背負い続けたいですか?」と聞くと、Aさんは「イヤです、軽くして自由になりたいです」とはっきりと答えました。
では、それほど嫌なのに、なぜ今までこの重い期待の岩を背負い続けてきたのでしょうか?その奥にある本音に意識を向けてもらうと、Aさんの目がじんわりと潤み始めました。
Aさんは、「メリット?分かりません・・・」とのこと。
普通は、分からないですよね。
位置を確かめて、何か理由があるはずですよ。
何のために、この期待の岩を背負い続けているのでしょうね?と聞いてみると、「たぶん・・・父親も祖父も私を可愛がってくれたので、私もその期待に応えたかったんです。
だから・・・」とAさんは、何かを思い出して、じーんと感じている様子でした。
これこそが、メンタルブロックを手放したいのに手放せない最大の理由でした。
家族への深い愛と、「期待に応えたい」という健気な気持ちが、あえて重い岩を背負い続ける選択をしていたのです。
「軽くなりたい、自由になりたい」というAさんの本心を受け止め、私は「では、私についてきてくださいね」と声をかけ、2つ目の岩のメンタルブロックを解放していきました。
セッションを終えた後、Aさんからは見違えるような報告をいただきました。
仕事に向き合うときの、あの「重い岩の感覚」が消えたそうです。
「肩の荷が下りるとは、まさにこのことですね。
自分のビジネスに集中できるようになり、今までにないスピード感で軽やか行動を起こせています」と、報告してくれました。
■ 3.【メンタルブロックの『多重構造』と『利得』】
どれだけ経営塾でスキルを学び、頭で「行動しよう」と思っても動けないのは、メンタルブロックが、以下のような多重構造になっているからです。
[「行動できない」経営判断の多重構造]
| 階層 | 心理状態 | 具体的な現れ方 |
| 表層(悩み) | 行動のストップ | 「やりたいことがあるのに、理由をつけて行動を後回しにしてしまう」と悩む。 |
| 1層(ブレーキ) | 安全への防衛 | 目の前にある2~3mの大きな岩。 自分や、大切な周囲の人たちを失敗や痛手から守ろうとしていた。 |
| 2層(原体験) | 過去のトラウマ | 肩と背中に乗っている70〜80cmの岩。 「お前は、家の跡継ぎだからな!」という父親や祖父の過大な期待に応え、愛され続けるという無意識のメリット(利得)を守っていた。 |
どれだけ自分を奮い立たせようとしても変われないのは、この構造が維持されているからです。
潜在意識は、行動しないことで「失敗の恐怖」からあなたを守り、重荷を背負うことで「家族に応えたい」という無意識のメリット(利得)を頑なに守っています。
この絡み合ったブレーキを根本から紐解くことこそが、根性論を抜け出して自然に行動できるようになる唯一の方法です。
■ 4.【本来の自分へ戻るステップ&終わらせる分岐点】
「見えないブレーキ」に縛られ続けるのを、あなたはこれからも続けますか?
もし、Aさんのように「失敗が怖くて動けない」「誰かの期待が重荷になっている」というザワつきがあるなら、それはあなたの資質不足ではなく、過去の記憶が作り出しているメンタルブロックです。
内なる恐れを解放して重荷を完全に降ろすことこそが、無駄な葛藤を終わらせ、ビジネスパーソンとしての真の軸を取り戻すための分岐点です。
ここから先、その心のブレーキ、メンタルブロックを緩めていくルートは2つあります。
もし、ご自身のペースで、自分の心の中にある「メンタルブロック24種類心のクセ」のパターンを整理したい方は、以下のステップを読み進めてみてください。
💡 じっくり自分で整理を進めたい方へ:「24種類の心のクセ」はこちら
そして、もし「頭では分かっているけど、どうしても自分では解決できない」「なぜなんだと自分を責めるループから一気に抜け出し、本来の自分を取り戻して実力を発揮したい」と感じる方は、安心してお問合せください。
あなたを責めたり、リーダーの資質をジャッジすることはありません。
個人情報や相談内容は守秘義務ですので、ご安心ください。
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
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