変わりたくないメンタルブロック


変わりたくないメンタルブロック

 

「悩みは解決したいんですけど、

何となく変わりたくない感じが

するんです・・・」

 

以前、私のメンタルトレーニングの

コンサルティングを受けていた

自営業者さんが、そんなことを

言っていたんですね。

 

このようにハッキリ言う人もいれば、

ハッキリ言わなくても、そんな雰囲気

や態度の人も複数いました。

 

これは、どういう意味なのでしょうか?

 

その自営業者Aさんは、60代で音楽

関係の仕事をしていて、人から相談

されることが多かったそうです。

 

コロナになり、新しくコーチング商品

を作りたいと私のコンサルティングの

6回コースを申し込まれたんですね。

 

最初、Aさんは忙しくてなかなか商品

作りが進みませんでしたが、時間を

かけてようやく出来上がりました。

 

すると、

「チラシを自分で作るのはちょっと・・・

 

昔は、周りの人が何でもやってくれた

のに・・・」と言い始めたのです。

 

「どういう意味ですか?」

と私が尋ねると、

 

「何ていうか、子供の頃、お手伝い

さんがいて、自分ができないことは、

何でもやってくれてたので面倒な

ことはやりたくないし、ライフ

スタイルも変えたくないです」

と言ったのです。

 

そして、

「あれ、何でそんなことを言ってる

んだろう?そりゃ進むワケないです

よね。アハハ」と、自分が思わず口に

した言葉に、自分自身がビックリして

いました。

 

 

また以前、製造業50代経営者で

メンタルトレーニング12回コース

を申し込まれた方がいました。

 

元々その経営者さんは、会社の幹部

や社員にイライラして怒鳴ってしまい、

会社の雰囲気が良くないので、その

悩みを解決したいとのことでした。

 

その方のセッションを1回、2回と

進めていくと、効果は感じるけど、

まだイライラ怒りがあるとのこと。

 

そしてセッション時、その方から

弱い自分を見たくない、向き合い

たくない、というような雰囲気を

感じたんですね。

 

そこでまず先に、弱い自分はダメ

だ、弱い自分を見たくない、

向き合いたくないという気持ちを

解消しないと、問題の核心と

向き合えない可能性があるので、

 

本人と相談して、先に、そちらの

思い込み、メンタルブロックを

解放しました。

 

すると、こんなことを語ってくれた

のです。

 

「子供の時、事故で兄弟を失い、周り

の人たちから可哀そうにと、あわれみ

の眼差しで見られていました。

 

それから数十年経ち、既に自分の中

では過去の事だと心の整理がついて

いたと思っていました。

 

ですが、心の深い部分では、まだ自分

ではどうすることもできないやり場の

ない怒りと悲しみがあります」

と言うのです。

 

そのため、それらの気持ちの

メンタルブロックを解放すること

で、イライラの根源となっていた

怒りや悲しみが解消され、会社の

雰囲気も改善していきました。

 

 

また、それまでスムーズに問題解決

に向けてセッションが進んでいた

クライアントさんが、急に、全然

関係ない話題に変えようとしたり、

 

問題の核心に近づくと、急に眠気に

襲われて、五感をシャットダウンし、

会話ができなくなることが何度も

あります。

 

このように本人の意識では、悩みや

問題を解決したいと言って

セッションを受けているのに、

 

そんな自分を見たくない、向き合い

たくない、変わりたくないと心の

深い部分の潜在意識や無意識

(インナーチャイルド・副人格)が

抵抗するケースも多く経験して

きました。

 

私は、これを

【変わりたくないメンタルブロック】

または、

 

【メンタルブロックのメンタルブロック】

と呼んでいます。

 

これら変わりたくないメンタルブロック

が強くあると、解決の足を引っ張る

だけでなく、そもそも問題を見えなく

させることがあるんですね。

 

ちなみにメンタルブロックの4つの

深さについての詳細は、下記をご覧

ください。

 

◆なぜ簡単にメンタルブロックが

外れないのか?

 

そのメンタルブロックの深さレベル4

(個人セッションのレベル)の中で、

通常であれば、早く効果が出るのですが、

効果が出るのに他の人よりも回数が

かかるケースがあり、それらから

見えてきた重要な内容をご紹介します。

 

下記メンタルブロックを発見した際、

それを先に外した後に、悩みの

メンタルブロックを外すことで効果が

出るようになります。

(メンタルブロックは、外す順番が重要)

 

 

◆ホメオスタシス(恒常性)が強い

 

動物が体温や血圧など、生命維持環境

を一定に保ち続けようとする生体恒常性。

 

そのホメオスタシスの中に、

【心理的ホメオスタシス】があります。

 

人は、未知なものや未体験のものに

怖い気持ちを感じることがあります。

 

そのため、変化すると、どうなるのか

分からないので怖いという気持ちが、

変化を避け、現状維持しようとする

心理作用となっています。

 

このホメオスタシスは、誰にでもあり

ますが、これが強過ぎると、変化を

好まず、現状維持する傾向があります。

 

 

下記、自分の信念・価値観は、基本的

に15歳以下、特に5~7歳ぐらい

までに、できあがることが多く、

その切っ掛けを忘れている場合が

ほとんどです。

 

 

◆親が変化を好まず安定志向だった

また、子供の時、裕福で過保護だった

場合、そして子供の時、特有の体験に

よって、変化を好まず安定志向が強く

なる場合があります。

 

◆自分は変わらない(あきらめ)

今まで悩み解決のために、いろいろ

やってきたけど、変わらなかったので、

何をやっても変わらないとあきらめて

いる。

 

また、人生をあきらめている場合も

あります。

 

このメンタルブロックがある場合、

お悩みのメンタルブロックを

外しても、そもそも人生をあきらめ

てるので、効果が弱い場合があります。

 

なので、あきらめのメンタルブロックが

ある場合、先に、このメンタルブロック

を外さないと効果が出にくいです。

 

◆弱い自分、できない自分、悪い自分

を見せたくない

・弱くて、できない自分はダメだ、

情けない。惨めだ。そんな自分を

見せたくない。

 

・弱くて、できない悪い自分は怒ら

れる(攻撃される)から、見つから

ないように隠れなければいけない。

 

これらは、人に見せたくない、

見たくない、隠れないといけない

というだけでなく、

 

自分自身に対しても同じように、

見せたくない、見たくない、隠れない

といけないという心理が働きます。

 

◆罪悪感が強い

・子供の時、ケンカで相手にケガを

させてしまった。そのため親から、

ひどく怒られて、悲しませてしまった。

 

・子供の時、親が大事にしていたモノ

を壊したり、無くしてしまい、

怒られた。親を悲しませてしまった。

 

・子供の時、親が自分を、弱い、

できない、悪い、ダメだと怒るから、

私も同じように自分を怒って責めている。

(自分で責めて攻撃していることで

さらに自分が傷ついている)

 

◆人は信じられない

親が人を信じない人だった。また、

親が親戚と揉めていたり、人から

騙されて、人は信じられないと

言っていた。

 

あるいは、親・兄弟・親戚などから

騙された、裏切られたと思い込む

出来事があった。

 

なので、セッションをするあなた

(岡崎)も信じられないとなって

います。

 

その場合、先に、セッションをする

私(岡崎)が信じられない

メンタルブロックを外してから、

本人のお悩みのメンタルブロックを

外します。

 

似たものとして、「世界はみんな敵」

というものがあります。

 

◆親が苦労していたので、自分も苦労

します。自分だけ幸せになりません。

(親や家族が病気の場合も同様)

 

また、親の経験や口ぐせで、苦労する

ことで得た経験や知恵、お金に価値が

あり、苦労しないことには価値がない、

と思い込んでいることがあります。

 

このメンタルブロックが強い場合、

メンタルブロック解除する際、すごく

抵抗される人がいました。

 

頭では、人生で苦労が多いから、

ラクになりたいと言っているのに、

潜在意識・無意識が、苦労しないと

価値がないと思い込んでいるため、

このメンタルブロックを外すのに、

抵抗することがあります。

 

また、自分が苦労せず、ラクをしたら、

親に申し訳ない、親を裏切りたくない

と思い込んでいる場合もあります。

 

そのような場合、その方の潜在意識・

無意識(インナーチャイルド・副人格)

と話し合いながら、納得してもらい、

人生は苦労しなくても、人生そのもの

に価値がある。欲しいものをラクに手

に入れてもいい。幸せになってもいい

と思い込みを書き換えました。

 

◆幸せになってはいけない

子供の時、親も家庭も苦労が多く、

幸せになることの想像もできない、

禁止している

 

・幸せを自分から壊してしまう

・幸せになっても長く続かないと感じる

・セッションの効果が弱い

(セッションで効果が出ることは、

幸せになることなので、潜在意識

が抵抗する)

 

◆復讐心が強い

親に謝らせるために、自分で自分

を苦しめている。自分が苦しんで

いたら、いつか親が謝ってくれて

自分が望むように愛してくれると

思い込んでいることがあります。

 

◆利得が強い

悩みとなっている行動や反応パターン

を持ち続けるメリット(利得)は、

誰もが持ってますが、それが強いと、

なかなか手放せません。

 

たとえば、

・社会に受け入れられるために、

言いたいことを言うことを我慢します。

自由に行動して目立つと叩かれるので

我慢します。

 

・いじめ、誹謗中傷、批判、攻撃、

否定などから自分を守るために、

イライラして怒りでキレます。

(自分を強く見せます)

 

・お母さんに甘えたいけど、病気の

お母さんに甘えると、苦しくさせて

しまうから甘えません。(私は充分

に愛されてないという欠乏感がある)

 

など。

 

◆自分には、家系の黒い血が流れている

(だから苦労している)

 

似たものとして、

先祖が何か悪いことをして、人に恨ま

れているから、自分は苦労している。

(先祖の因縁と思い込んでいる)

 

などなど、これらはほんの一部です。

 

このように、変わりたいと言って

セッションを受けているのに、

 

見たくない、向き合いたくない、

変わりたくない、変われないという

というような思い込みを潜在意識、

無意識(インナーチャイルド・副人格)

が強く持っていると、効果が出にくい

傾向にあります。

 

もしこれらのメンタルブロック

発見した時は、先に解放するように

しています。

 

そうすることで、効果が出やすく

なるからです。

 

ところで、これら

【変わりたくないメンタルブロック】

【メンタルブロックのメンタルブロック】

に、何かピンとくるものがありましたか?

 

これらは、潜在意識、無意識にあること

が多いため、自分では気付けないかも

しれません。

 

ですが、もしあなたが、なかなか解決

できない問題、お悩みがありましたら、

これらがないか参考にしてみてくださいね。

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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