なければいけない。
成果を出し続けなければ
いけない。
負けてはいけない。
そんなふうに、見えない
何かと戦っている感覚は
ありませんか?
責任が重い人ほど、この
「戦闘モード」が解除でき
ないことが、よくあります。
以前、40代の幹部Aさん
から、こんなご相談が
ありました。
(許可を得て、本人が特定
されないように加工して
います)
「いつも何かと戦っている
感覚があります。
休日も寝てても、仕事が頭
から離れず、疲れがとれず
心身がキツイです。
夢の中で、変な怪物と
戦って、目が覚めること
もあります。
こういう状態でも、
メンタルブロック解除
で効果がありますか?」
とのことでした。
よくあるご相談ですよ
と答えると、Aさんは
セッションを受ける
ことに。
セッションで、
Aさんは、何と戦っている
感じがしますか?
「仕事では競合会社、
社内では成果や出世争い。
気付けば、何もかも戦いに
感じます。
頭は常に考えているので、
ガンガン熱くなってるし、
肩や首回りは、石膏ギプス
のように硬いです。
それでも自分が休むのを
ゆるしません」とAさん。
この戦っている感覚は、
いつ頃から感じていますか?
と私が尋ねると、
「社会人になった頃もですが、
中学生の頃の野球も成績も、
小学生低学年頃からの成績
も競争でした」とAさん。
Aさんは、どうしてそんなに
キツイのに、その戦っている
感覚を持ち続けている
のですか?
戦闘モードを続けている
メリットは何ですか?
と聞いてみると、
「メリットなんてあるワケ
ないじゃないですか!」
と少し怒り気味のAさん。
では、この戦闘モードを
解除したら、どうなりそう
ですか?と聞くと、
少し沈黙した後、Aさんは、
小さな声で言いました。
「・・・やる気がなく
なって、負けるかもしれ
ません・・・」
負けたらどうなりそう
ですか?と聞くと、
「負けたら親から怒られたり、
ガッカリさせる感じがします」
と悲し気な表情のAさん。
だから戦闘モードを解除
できないのではないですか?
と聞くと、
「そうですね・・・」
とAさんは言います。
ここで、本当の原因が
見えてきました。
なぜ自分は、自分を苦しめる
状態を手放さないのか?
戦闘モードは、仕事や責任
の重さだけが原因では
ありません。
その奥で、大切なものを守る
ために、戦わなければなら
ない、と思っていたのでは
ないですか?
親に守ってもらわなければ
生きていけない子供にとって、
愛され、認められ、親の期待
に応えることは、生きるため
に、とても重要だった。
だからこそ、簡単に戦闘
モードを手放せなかった
のではないでしょうか?
と尋ねると、Aさんは、
一瞬、固まり、静かに、
うなづきました。
さらにAさんは、
「父親も世界と戦っている
ような人でした。
その姿を見て、
『生きるとは戦うこと』
だと、私も無意識に学んだ
のかもしれません」
とのこと。
戦闘モードは、生命が
生きる・つながる・適応する
ために幼少期から身につけた
反応が、
現在の周囲も、
「ビジネスは戦いだ」
「勝ち残るには戦略が必要だ」
と肯定するため、長期間
固定され、違和感を感じ
ないんですね。
出てきたメンタルブロック
を解除していくことで、
Aさんの心と身体は、
「もう戦い続けなくても
大丈夫」と理解しました。
そのため、リラックス
したり、熟睡できるように
なり、慢性疲労も解消して
いきました。
そこで、あなたも確認して
みてください。
【戦闘モードチェック】
◆1.【身体レベル】
□布団に入って寝ようと
しても、休日、リラックス
しようとしても、電話や
メッセージがないか仕事
が気になる
□身体が重くて限界なのに
ムチ打って頑張っている
□感覚、痛み、感情が感じ
にくくなっている
□休むことに罪悪感を
感じる
◆2.【行動レベル】
□自分が止まったら会社
が止まる不安がある
□人に任せても、結局自分
でやり直して、抱え込んで
しまう
□些細なことでイライラ、
怒りが爆発して自己嫌悪
する
□「ビジネスは戦いだ」
「勝ち残るには戦略が
必要だ」という考え方を、
周囲も自分も当たり前だと
感じている
◆3.【成果レベル】
□成果を出しても
満たされない
□達成しても、すぐ次の
目標やタスクに追いかけ
られる
◆4.【社会的役割レベル】
□お客様・社員・取引先が
増えるほど、責任も重くなる
□「できる人」に見られて
相談できない
□社員や家族を守る責任
から逃げられない
◆5.【戦闘モードの強化】
社内や取引先などの環境で、
「ビジネスとは戦いだ」
「勝ち残るには戦略が必要だ
など、周りも戦闘モード
↓
頑張って成果を出す
↓
目標が高くなり、もっと
自分がやらなければと思う
↓
部下や社員に任せても、
結局自分がやり直し、
任せられなくなる
↓
自分が抱え込み、休めなく
なる(交感神経が常時緊張)
↓
疲労、不安、孤独が増す
(思考力、記憶力、判断力
など能力低下)
↓
「自分が守らなければ危険」
「生き残るために戦わ
なければ」と生命反応
↓
もっと頑張らなければと
思い、戦闘モード固定化
この循環が続くほど、生命
が『生きるために戦うしか
ない』と反応し、簡単には
解除できなくなります。
そして、瞑想、内観、
アファーメーション、
セルフトーク修正など
では変わりにくい場合が
あります。
なぜなら、これは考え方
の問題ではありません。
自分では気付きにくい心深く
の潜在意識、無意識に、
「負けたら、大切なものを
失う」
「戦わなければ、愛される・
認められる・守られるもの
を失う」
という生命防衛・生命適応
の反応が絡み合っている
場合があるからです。
さらに、自分を守るために、
無意識が気付かせないよう
にしている場合もあります。
もし今、
「これ、自分かもしれない」
と少しでも感じたなら、
例えば、あなたは子供の時、
こんなことは、ありま
せんでしたか?
□成績が良かったり、
スポーツなどで勝った時
は、親から褒められ、
成績が悪かったり、
スポーツなどで負けた時
は、親から怒られたり、
がっかりされません
でしたか?
□親や兄弟から、厳しく、
ひどいことをされません
でしたか?
□小中学生の時など、
いじめられませんでしたか?
□親が、世界と戦っていま
せんでしたか?
□子供の頃、親が忙しくて
構ってもらえず、ほったら
かしにされませんでしたか?
□孤独の寂しさを、アニメ、
マンガ、映画、ゲームなどで
満たしていませんでしたか?
(それらは勝負モノや戦う
モノが多い)
これらのような経験が、
戦闘モードの土台になる
ことがあります。
そこで、今日からできる
小さな一歩をお伝えします。
あなたの中の戦闘モード
は、敵ではありません。
あなたの生命は、あなたを
守るために戦い続けていた
のです。
そのため、自分の心の中の
戦っている生命反応・感覚に、
◆1.「今まで頑張って
くれてありがとう。
お陰
で本当に助けられたよ」
と感謝と労いの気持ちを
伝えてあげてください。
うまく伝わると、少しホッ
とする感覚があるかも
しれません。
◆2.心の中の戦っている
生命反応・感覚に、
「あなたは本当は何が
欲しいですか?」
と聞いてみてください。
安心、休息でしょうか?
愛され、大切にされる
感覚でしょうか?
その感覚を、少しずつ
身体全身、細胞1つ1つで
感じてみてください。
そして緊張した生命反応・
感覚が、硬く閉じて戦闘
モードだった細胞1つ1つ
が、
少し緩んで、リラックス
して開いていく感覚を、
感じ取ってください。
◆3.戦っている身体の
部分、肩や首、背中、頭、
脳、目の奥、心臓、胃、
各筋肉、神経、細胞
1つ1つが、
まだ握りしめている自分を
守らなければいけない危険、
愛されなくなる恐れ、緊張
などを、
ゆっくり開いて、全てを、
自然や宇宙、大いなる存在
に、手放して委ねます。
同時に、身体の部分や、
それぞれに溜まっている
恐れ、危険、疲れなども、
ゆるめて吐く息と一緒に
吐き出していきます。
そして、それらの微細な
変化を感じ取っていきます。
戦闘モードは、無理やり
消すものではありません。
「もう戦わなくても大丈夫」
と身体や深い心が理解した
時、
少しずつ本来の自分に
戻っていきます。
もし、
頑張っているのに苦しい。
成果を出しても満たされ
ない。
常に何かと戦っている
感覚がある。
そんな感覚があるなら、
あなたの中にも、まだ解除
されていない戦闘モードが
あるのかもしれません。
本当は、あなたが変わる
必要はありません。
あなたと大切なものを守る
ために、戦い続けてきた
生命反応が、「もう大丈夫」
と安心できればいいのです。
あなたは、本当に仕事と
戦っていたのでしょうか?
それとも、
危険から自分を守るために、
大切なものを守るために、
愛され、認められ、生きて
いくために、何十年も戦い
続けていたのでしょうか?
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
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