あなたは、仕事の人間関係などで、
急に心を閉ざしてしまうことは
ありませんか?
それは意識的に、あるいは無意識的に
心の扉をバタンと閉じたり、貝の殻を
ギュッと閉ざすような感覚かもしれ
ません。
この状態は、実は、メンタルブロック
解除セッションでも、よく出てくる
んですね。
そして、「本や動画を見たり、心理学
講座などに参加して、メンタルブロック
のことを、いろいろ学んでやってみた
けど、効果を感じられなかった」
と言う方や、
「自分でメンタルブロックを外す方法
を教えてください」と、言う方が、
なかなかメンタルブロックが外れない
原因の1つにもなっているのです。
以前、40代会社幹部のAさんから
こんなご相談がありました。
(許可を得て、本人が特定できない
ようにして、ご紹介します)
「仕事をしていて、何となく、自分
の力が発揮できない感覚があります」
とのこと。
そこで、もう少し詳しく教えて頂け
ますか?と私が尋ねてみると、
「議論になった時、社長や専務、部下
に、数字を元に理論的に強く主張
されると、言い負けてしまいます。
私も、自分なりの数字と理論的に
話しているのですが・・・」
とのこと。
その時、心身で、どんな感覚が
ありますか?と聞いてみると、
「背中の辺りに、何か重いモノを
背負わされているような感覚が
あります」とAさん。
その背中の辺りに、何か重い背負わ
されているモノに意識を向けてみて、
それは何と言ってる感じがしますか?
と聞いてみると、
「分かりません・・・
あれ?なぜか急に心を閉ざしたような
感じです」
と急に、Aさんの声や表情が変わった
んですね。
なので私は、今、急に心を閉ざしたのは、
私に、対してですか?それとも自分自身
に対してですか?と聞いてみると、
「両方?かもしれません」
とのこと。
どういうことですか?と聞いてみると、
「岡崎さんに、対しては、
『弱みを見せると負け』のような感じが
します。
自分に対しては・・・
よく分かりません」とAさん。
自分に対しても、気付かせたくない
気持ちがありそうなんですね?と聞くと、
「ある感じがします」とのこと。
こうなると、ここからセッションが、
なかなか進みにくくなるんですね。
なので、私に対してと、自分自身に
対して、どんなことで心を閉ざした
のかをヒアリングしていきました。
『人に弱みを見せたら負け』という
不安や警戒心は、
『私は敵ではないですよ、味方ですよ、
なので、弱みを見せたら負けとか、
付け込まれるとかも無いし、そもそも
相談するのも弱みでもないですよ』
と安心してもらうことで、
潜在意識、無意識が、話しやすく
してあげました。
そして『自分自身にも言いたくない』
というメンタルブロックも外していき
ました。
そうすることで、元々の
『自分の力を発揮できない感覚』
のメンタルブロックを見付けて、
外すことができたんですね。
このように、扱いたいテーマの
メンタルブロックを外す前に、
よく出てくるのが、
急に、自分の心を閉ざしたり、感情
を感じなくさせたり、自分でも
分からなくさせるメンタルブロック
です。
頭では、そんなことをしたくないし、
なぜそんなことをしてしまうのか
分からない、
そのように、ほぼ無自覚でやって
しまっている場合も多くあるんですね。
そこで、あなたは、こんな感覚は
ないでしょうか?
◆どうせ話しても理解されない
感じがする
◆信頼しているはずの部下や仲間と
本音で話せない
◆自分が信頼していない気持ちが相手
にも伝わり、何となく相手も寂しい
ような残念な気持ちになっている
◆成果は出てるのに、なぜか虚しい
◆部下や仲間と、成果や達成を一緒に
喜び合えない、満足感がない
◆いつも、どこか演じている感覚がある
◆一人になると、どっと疲れがでる
◆自分の本心や気持ちが、分からなくなる
◆ストレスに鈍くなってて、ストレス
蓄積にも気付かなくなる
◆心が開かれてないので、アンテナ感度
や感性が鈍くなり、そのため直観や、
ヒラメキ、アイデアも鈍くなり、それに
よって創造力、思考力、判断力も鈍く
なっている
などなど、心を閉ざして、感情を感じ
させなくすることで、弊害や足かせ、
能力発揮やパフォーマンス低下にも
つながっているのは、勿体ないですよね。
なぜ、こんなことが起きるのでしょうか?
それは、私たちは、年齢を積み重ね、
成長するにつれて、仕事や人生で、
たくさんの経験をしてきたからです。
私たちは、仕事や人生で、良かった
こと、うまくいったこと、できたこと、
達成したこと、嬉しかったこと、感動
したこと、良かったことなど、
いろいろと経験してきたと思います。
それと同時に、失敗やミス、トラブル、
できなかったこと、責められた、
批難された、騙された、裏切られた、
利用された、うまくいかなかったなど、
イヤなことも、たくさん経験してきた
と思います。
それらイヤなことは、もう繰り返し
たくない、自分の心が傷付きたくない
と、潜在意識、無意識が、敏感に
なるんですね。
そして、その時の出来事や状況、自分
にひどいことをした人に、顔や雰囲気、
口調などが、ちょっとでも似てると
いうだけで、
瞬間的に、危険と判断し、心を閉ざし
自分を守ろうとする反応パターン
なのです。
(心理学では投影とも言います)
では、この心を閉ざし、感情を感じ
なくさせるメンタルブロックは、
どうすればいいのでしょうか?
それには、まず、気付くことから
始まります。
あなたがもし、意識、無意識に、
心を閉ざす感覚があるとしたら、
それはどんな感覚でしょうか?
たとえば、
◆心の扉やシャッターを閉じる感覚
◆貝や卵の殻で守っているような感覚
◆日本や西洋の鎧や甲冑を着て、
守っているような感覚
◆ボクシングで、両腕をクロスし、
顔面を守っているような感覚
◆西洋の仮面を付けて、素顔を
見せなくて守っているような感覚
◆台風や暴風雨を、雨傘を前面に
さして防いでいるような感覚
◆自分の目や耳をふさぎ、相手が、
何となく見えなくなったり、何を
言ってるのか聞こえなくなるよな感覚
◆木や建物の影に隠れたり、子供の
頃の自分の部屋や家に閉じこもる
ような感覚
◆安全な場所や心の世界に、隔離して
保護するような、避難するような感覚
などが、あります。
そんなあなたの 『心を閉ざす感覚』
を感じたまま、次の自問自答して
みてください。
◆私は、何を感じてイヤな気持ちに
なったのだろう?
◆私は、相手に何を見せたくない、
知られたくない、隠したいと感じた
のだろう?
◆私は、相手の何に怒ったり、悲しく
なったり、恐怖を感じたのだろう?
◆私が、相手から何を否定や攻撃、
拒絶されたと感じたのだろう?
◆私は、何に気付きたくない、
見たくない、隠したいのだろう?
◆私は、何を恐れているのだろう?
◆私は、何に危険と感じているのだろう?
◆私は、何があって傷付きたくないと
感じているのだろう?
そして、潜在意識や無意識の核心が
出てきたら、安心させてあげたり、
心の傷を修復してあげたり、とらえ方
を変えたり、状況に応じて対応して
いきます。
過去の出来事が、ひどい体験だった、
つらい体験だったままでは、
勿体ないですからね。
もしあなたの無自覚に、閉ざす心が
解放されて、自由に開かれると、
お仕事や人生は、どのように変わり、
豊かになっていきそうですか?
参考記事
https://mentalt.jp/mentalblock-55
セルフイメージコンサルタント
岡崎哲也
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