愛されないメンタルブロックを外す


愛されないメンタルブロックを外す

 

あなたは、お仕事やプライベートで、

もっと愛されたいと感じることは

ありますか?

 

あるいは、もっと分かって欲しい、

もっと受け入れられたいと思う

ことはないでしょうか?

 

そう思えば思うほど、そう思う

ような出来事が起きてしまうこと

があるようです。

 

以前、50代の自営業者Aさんから

こんなご相談がありました。

 

(許可を得て、本人が特定できない

ようにしてご紹介します)

 

「ビジネスは、そんなに悪くない

のですが、目標達成しても嬉しい

のはその時だけで、なぜか心が

満たされません。

 

ビジネスパートナーに、お客様の

信頼に関わるから、もっとちゃんと

やれよと、イライラさせられること

が多く、怒りが爆発することもあり

ます。

 

また、自営業者の集まりで、私の

アイデアをオモシロいと言って

くれる人もいるのですが、全然

興味を示さない人や否定する人

もいたり、

 

社会人20代の娘に、帰りが遅く

なる時は、心配するから、ちゃんと

連絡しろと言ってるのに連絡して

こなかったり、

 

なぜ私が言うことをもっと分かって

くれないんだとイライラすることが、

よくあります。

 

そして、急に虚しさや情けなさ、

みじめな気持ちになったり、また、

楽しくなったりと、感情の起伏が

激しいです。

 

この感情の起伏は、いったい

何だろう・・・と思っています。

 

心理学や自己啓発などを学んで、

いろいろとやってみたけど、感情

の起伏は改善されないんです」

とのことでした。

 

ちなみに、どの感情が一番強く

感じますか?と私がお聞きすると、

 

「イライラが爆発する時もそうなん

ですけど、やっぱり一番は、虚しさ

ですかね」とAさん。

 

そこで、その虚しさを感じている

時、どんな言葉が心の奥から出て

きますか?と聞いてみたんですね。

 

すると、Aさんは、

「なぜ私のことをもっと分かって

くれないんだ、なぜ私をもっと受け

入れてくれないんだ、と虚しさと

イライラを感じます」とのこと。

 

そんな気持ちを感じ始めたのは、

いつ頃からですか?と私が聞くと、

 

「働き始めた時ですかね・・・」

とAさんが言うので、

 

もっと前から、そう感じることは

なかったですか?と聞いてみると、

 

「うーん、かなり前・・・

子供の頃からありますね」とAさん。

                             

その子供の頃、どんなことがあった

のですか?と聞くと、Aさんは、

こんなことを教えてくれたんですね。

 

「幼稚園ぐらいの時、両親と2つ上

の兄きと一緒にデパートに行った

んです。

 

買い物後、デパート屋上の小さな

遊園地みたいなところで遊んでいた時、

気が付くと両親と兄きがいない。

 

ジュースを買いに行ったのか、トイレ

かな?と思い、そのうち帰ってくる

だろうと思っていたのが、なかなか

帰ってこない。

 

周りは、知らない人たちばかりで

急に、自分は忘れられて置いて

いかれたんだと、心細く怖くなった

んです。

 

そこからハッキリ覚えていませんが

迷子の放送案内をしてもらったのか、

家族が迎えに来てくれました。

 

家族とはぐれたのは、おそらく2時間

ぐらいだと思うのですが、その時、

家族に置いていかれた、忘れられた、

という不安と恐怖、強い怒りを感じた

んです。

 

また、両親は、いつも優秀な兄き

ばかり可愛がって、私はオマケの

ようでした。

 

何かあるたびに、お前はデキが悪い

と怒られてました」とのこと。

 

そしてAさんは、小さい時、そんな

ことがあって、どう感じていた

のですか?と聞いてみると、

 

「お父さんとお母さんは、兄きばかり

可愛がって、私のことを愛してくれ

ない。僕をのけ者にして悔しい、

許せない。

 

本当は、もっと愛されたいのに、

私のことを分かって欲しいのに、

もっと受け入れられたいのに・・・」

と嘆き悲しんでいたのです。

 

Aさんが、仕事関係の人や、友人、

家族にもイライラしたり、怒りが

爆発したり、

 

急に、虚しさや情けなさ、みじめな

気持ちになったり、また楽しく

なったり、感情の起伏が激しいのは、

そういう理由があったんですね。

 

このように、

・もっと愛されたい

・もっと分かって欲しい

・もっと受け入れられたい

 

と思えば思うほど、そのような出来事

が繰り返し起きていたんですね。

 

これは、

『愛されないメンタルブロック』

になります。

 

なので、この愛されない

メンタルブロックを外すことで

解消していきました。

 

あなたは、この事例を読んで

どう感じますか?

 

私へご相談される方の内容を、

詳しく聞いてみると、この

『愛されないメンタルブロック』

に辿り着くことがよくあります。

 

子供は、純粋なので、ちょっとした

ことで、スコンと思い込み、その後、

私たちが大人になり、完全に忘れて

潜在意識・無意識に埋もれている

ことも多くあるんですね。

 

たとえば、こんなケースもあります。

 

◆子供の時、両親の夫婦ゲンカ後、

お母さんがイライラして、よく

私に愚痴を言ったり、八つ当たり

していた。

 

その時、私はお母さんに愛されて

ないんだ、私はお母さんのストレス

発散先なんだと思い込んだ。

 

本当はイヤなんだけど、お母さん

の愚痴を聞いたり、八つ当たりを

受けないと愛されないと思い込んだ。

 

◆子供の時、お父さんが仕事ばかり

で、家に帰ってくるのはいつも夜中。

 

折角の休みの日でも、ゴルフ接待

や疲れて寝てばかりで、ほとんど

私には無関心で構ってもらえない。

 

だから、私はお父さんに愛されて

ないんだ、私なんてどうでもいい

んだと思い込んだ。

 

◆2~3才の時、まだ甘えたいのに、

弟や妹が生まれて、親の注目や世話、

愛情が自分から弟や妹に向けられた。

 

その時、親の愛を取られた、ほったら

かしにされた。私は愛されないんだ

と思い込んだ。

 

◆子供の時(特に幼稚園以下)、

親の都合で数日~1か月間など、

親戚の家に預けられた。

 

その時、親が言ってることを理解

できず、私は、捨てられたんだ、

愛されてないんだと思い込んだ。

 

◆幼稚園が終わった時に、他の友達

は親が迎えに来るのに、自分の親は

都合で迎えにくる時間が遅れた。

 

また、小学生の授業参観日に、他の

友達は親が来てくれるのに、自分

の親は都合で来てくれなかった。

 

運動会に、他の友達は親がお弁当

を持って来て楽しそうにしてるのに、

自分の親は都合で来てくれなかった。

 

遠足で、他の友達は、お弁当を作って

くれて、おやつを持ってきていた

けど、私のところは、お金を渡され

自由に買いなさいと言われてた。

 

それらの時、他の友達は、親から

愛されているけど、私は愛されて

ないんだと思い込んだ。

 

◆子供の時、いつも夜は、両親の

間に川の字になって寝ていた。

 

ある台風の日、夜中の3時頃に、

大雨と雷音でビックリして目が覚め

たら、両親が居なくなっていた。

 

大声で親を呼んでも、いない。

 

その時、こわくなって自分は捨て

られたんだと思い込んだ。

 

(親は、家の外で台風対策のシート

を張っていた)

 

◆幼稚園ぐらいの時、家の居間で

うとうと昼寝していた。昼寝から

覚めた時、テレビを見ていた

お母さんがいない。

 

「お母さん、お母さん」と呼び

ながら、家の中を探し回っても、

お母さんがいない。

 

その時、自分は捨てられたんだと

思い込み、パニックになって、裸足

で家の外に「お母さん、お母さん」

と呼びながら探しに行った。

 

お母さんは、トイレから出たら、

昼寝していた子供がいない。

家の中を探し回ってもいない。

 

玄関が開きっぱなしになっていた

のを見て、お母さんも外に出て

近所を探し回ったけど見付から

ない。

 

最後は、警察に捜索してもらって

やっと見付かった。

 

(子供は、既にお母さんがいなく

なって自分は捨てられたと思い

込んでいた)

 

◆親が冗談で、子供に「あんたは

○○の橋の下で拾ってきたんだよ」

と笑いながらからかわれると、

私は拾われた子供で本当の子供

じゃないから親から愛してもらえ

ないんだと思い込み、またいつ

捨てられるか分からないと怖く

なったり、

 

親から怒られた時、「言うことを

聞かないと、橋の下に捨てるぞ!」

と言われると、親から見捨てられる

と私は生きていけないという恐怖心

が埋め込まれることがあります。

 

ところであなたは、

「こんなことは誰にでも当てはまる

んじゃないの?」と思うかもしれ

ません。

 

その通りです。

 

この

『愛されないメンタルブロック』

は、虐待や機能不全家族だけでなく、

人によって強弱が違うだけで

ほぼ全ての人に当てはまります。

 

大人から見たら大したことでなく

ても、子供にしたら大きなことで、

子供は、そのまま忘れていても

潜在意識の中で、どんどん大きく

なっていくんですね。

 

そして、それが強くなると、愛が

欲しくて満たされない代わりに

別のことで代替えして満たそうと

します。

 

たとえば、やけ酒、やけ食い、

やけショッピング(浪費)、ギャンブル、

性依存、イライラが爆発してキレやすく

なったり、クレーマーになったりなど

様々な問題やお悩みにつながっていく

のです。

 

このように、お悩みの原因を調べて

みると、子供の時に思い込んだ、

愛されないメンタルブロックが

出てくることが多くあります。

 

もしあなたが、

・もっと愛されたい

・もっと分かって欲しい

・もっと受け入れられたい

 

また、

・置いて行かれた

・忘れられた

・見捨てられた

 

という感覚があるようでしたら

『愛されないメンタルブロック』

が無いか確認して、外してくださいね。

 

愛されないメンタルブロックを

自分で愛する方法(簡易版)は

こちらをご覧ください。

https://mentalt.jp/mentalblock-92

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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