経営者のメンタルトレーニング 自分の人生ではない


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経営者のメンタルトレーニング

自分の人生ではない

 

あなたは自分の人生を生きている感覚

がありますか?

 

時々、社長や経営者、幹部、自営業者

など、パワフルな人でも、自分の人生

ではないと感じている人がいるようです。

 

以前、メンタルトレーニングの継続

コンサルを受けられた50代経営者

Aさんのケースを、許可を得てご紹介

させて頂きます。

 

元々、私のメンタルトレーニングの

コンサルを受けた目的は、動かない社員

やミスを繰り返す社員、反発する社員に

イラッとして怒る。

 

すると他の社員も委縮して会社の雰囲気

が悪くなる。そのため、怒って指導する

のを我慢してしまう。

 

それも変な話で、間違っていたり、

動かない社員に、なぜ私が我慢しないと

いけないのかとストレスが溜まっている。

 

本当は、社員がもっと成果を出せるよう

に、経営者としてより良いリーダーシップ

やマネジメント力を高めたいという内容

でした。

 

よくあるテーマです。

 

セッション最初の1~2回で、イラッ

として怒るのが改善され、より冷静

に叱ったり、教育できるようになると、

社員さんとの関係や会社の雰囲気も

徐々に改善されてきたようで、次に

こんなご相談がありました。

 

Aさんは、50代半ばとなり、身体が

重くなってきたと感じていたそうです。

 

食事や運動なども、長く気を付けて

いたので、年齢のせいかなと感じて

いました。

 

でも何かが違う気がする。

 

「自分であって自分ではない感覚が

ある」と言うのです。

 

その時、Aさんの表情と言い方が

少し気になったので、それについて

さらに聞いてみました。

 

すると、「自分の人生なのに、自分の

人生ではない感じがする」

と言うのです。

 

「どういうことですか?」と私。

 

「何かに自分が動かされている

ような・・・」とのこと。

 

その「何かに自分が動かされている

感覚に、心当たりはありませんか?」

と聞くと、

 

Aさんは、う~んと少し考え込むと、

ハッと何かに気付いた表情で、あれかも

しれないと語り始めたのです。

 

「私が小学2年生の時、2つ上の兄

がいました。

 

兄は、成績もスポーツも優秀、学校

でも人気者。

 

親の期待を一身に背負って、可愛がら

れていました。

 

次男の私は、成績もスポーツも普通。

 

どちらかというと放任されていました。

 

兄はいいなと羨ましい気持ちを感じ

つつ、私は山でセミやカブトムシを

とったり、自由に遊びまわっていま

した。

 

そんなある時、兄が交通事故で亡く

なったのです。

 

私たち家族は深い悲しみに暮れました。

 

そして両親は、兄の面影を私に重ね、

兄への期待と愛情を、私に向けるように

なったのです。

 

それまで、ほったらかしだった私は

その変化にとまどいを感じながらも、

 

これからは大好きだった兄を背負い、

一緒に生きていくんだと強く心に

誓ったのです。

 

そして、親の期待や応援もあり、私は

勉強もポーツも頑張り、成績も上がり、

野球でも県3位の結果を残すことが

できました。

 

ただ、高校生の反抗期だった時、

母親から「あの子(亡くなった兄)

だったら、こんなことは言わなかった

だろうのに・・・」と悲しげに言われた

時は、本当に申し訳ない気持ちになり

ましたね。

 

その後、大手企業に就職し、頑張って

昇進し、関連子会社の社長を任される

までになることができたんです」

とAさんは、語ってくれました。

 

 

「そうだったんですね。ところで

先ほど言われていた、自分であって

自分の人生ではないような感覚とは、

どういう意味ですか?」と尋ねると、

 

「・・・私は今まで兄を背負い、

兄の人生を生きてきたのかもしれません。

この年齢になって、それを重く感じ

始めたんですね」とのこと。

 

「そして、どうしましょうか?

今まで通り、大好きなお兄さんを

背負って、お兄さんの人生を生きて

いくのも1つの方法ですし、

 

私と一緒に新しい別の方法を探し、

自分の人生を生きることもできると

思いますが、どうされますか?」

と尋ねてみました。

 

するとAさんは、小さい頃のお兄さん

との思い出、お兄さんが亡くなった後、

自分に向けられた両親の期待と愛情、

 

その後、それらを人生の原動力、

パワーに変えて頑張ってきたこと、

様々なことが思い出されているよう

でした。

 

「・・・兄を見捨てることは

できません・・・」

とつぶやいたのです。

 

 

「そうですよね、Aさんもご両親も

大好きなお兄さんでしたからね。

 

どちらを選んでもAさんの自由

ですよ」と私。

 

すると、Aさんは少し時間を置き、

言葉をつまらせながら、

 

「・・・本当はもうラクになって、

自分の人生を生きたい・・・」

と答えたのです。

 

 

「では、今、大好きなお兄さんを

背負っているのを想像してください。

 

お兄さんの雰囲気、温もり、重さは

どんな感じでしょう。

 

そして、そのお兄さんに、何て

言いたいですか?」

 

 

そして、今まで背負って、一緒に人生

を歩いてきたお兄さんと対話しながら、

最後、お兄さんには帰るところに

帰ってもらいました。

 

セッション終了後、

「なんだろう、この身体の軽さは。

心が青空のように澄み渡り、清々しい

です。今までこんなに影響があった

んですね!」とAさんはビックリ

されていました。

 

 

小さい時、兄弟姉妹や親、祖父母など

家族を失うのは、とても大きな悲しみ

ですよね。

 

そもそもAさんのように、亡くなった

家族を心理的に背負い、一緒に生きて

いることに気付いてないことも多い

ようです。

 

そして、このようなことは、普通では

なかなか言いずらいことだと思います。

 

また、自分の悩みは、特殊だから解決

できないのでは?

今までどこに行っても無理だったから

と半ば、諦めている人もいるようです。

 

ちなみに、私のメンタルトレーニング

のセッションでは特殊な心理技術を

使っているので自分1人では自覚

できてない無意識の気持ちがスルスル

出てきやすくなります。

 

 

ところであなたは、

「自分であって自分ではない感覚」

や「自分の人生ではない感覚」

がありませんか?

 

代表例では、たとえば、子供の時、

・あれをしなさい

・これをしなさい

・あれをしたらダメ

・これをしたらダメ

 

など、親の考えや教えが、いい意味

でも悪い意味でも、自分の性格を

構成する大きな要素となっているため、

その教えに縛られ、自分の人生では

ないように感じられることがあります。

 

自分の人生ではないように感じる原因

は、今回のケースだけではないので、

もしそのように感じられていましたら

新しい別の方法を一緒に見付けること

ができますよ。

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

 

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