その営業のメンタルブロックは解除してはいけません


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その営業のメンタルブロックは解除

してはいけません。

 

先日、ある大手営業会社の20代

後半の中堅営業マンが営業の

メンタルブロック解除を受けに

来た時のことです。

 

「今、私は同僚の中ではトップ営業

なのですが、先輩や上司では月の売上

が5000万や1億という方もいて、

私も早くそうなりたいです。

 

ですが、なぜかある程度のところで

頭打ちになってて、どうも自分には

何かのメンタルブロックがあるように

思うんです・・・」

 

身体がガッチリしたパワーがあり

そうな男性でした。(本人の許可を

得てシェアしています。)

 

「具体的には、今、どんな状況

なんですか?」と聞きながら

 

その方が話してくれた内容の気に

なったキーワードを共通認識の為に

ホワイトボードに書いていきました。

 

たとえば、忙しいことを理由に逃げて

いる自分がいる、とか、本当はもっと

できるはずなのに頑張っているフリ

をしている自分がいる、などなど。

 

そしてどれが一番、自分では外した

方がいいメンタルブロックだと思い

ますか?と聞くと、

 

「自分の甘さです」とのことでした。

 

確かにそれもあると思います。

 

そして私が一番、気になる言葉は

こちらだったんですね。

 

それは・・・・・

 

「本当は稼ぎたくないのかも

しれません」

という言葉でした。

 

どうしてそう思うんですか?と聞くと

「分かりません、何となくそう

感じるんです」とのこと。

 

いろいろと話していると、やっぱり

私が気になった「本当は稼ぎたく

ないのかもしれません」

 

というメンタルブロックを外したい

と言い始めたので、では始めましょう

となりました。

 

すると・・・・・

 

なぜか彼の表情が浮かないのです。

 

詳しく言うと、「では始めましょう」

となった瞬間に彼の表情が曇った

のです。

(これは無意識の反応です)

 

さっきまで、

「営業のメンタルブロックを外して

自分もデキる先輩のように

売れる営業マンになりたいです!」

 

と言っていた彼の目の輝き、声の張り、

ジェスチャーから感じていた

モチベーション・やる気、生命力が

感じられなくなったのでした。

 

「あれ?」

 

「何が止めてるのですか?

このセッションをすることを・・」

そう私が尋ねると、

 

「いえ、止めてるものなんて

ありません。」

と彼は首をかしげながら不思議

そうな表情で答えます。

 

「私には、このセッションを

したくないと言っているように

感じるのですが・・・」

 

「え・・・・そんなコトない

ですよ。外したいです!」

(またモチベーションがちょっと

上がる。こちらは頭の自分・意識

の自分)

 

「では試しにその目標にしている

先輩や上司のように売上を上げる

事ができたらどうなりそうですか?

 

ちょっとそれの目標達成した先の事

をイメージしてもらえますか?」

と尋ねてみると、

 

「う~ん・・・」と彼はしばらく考えて、

 

「本当は、今でも身体が限界なのに

これ以上、忙しくなると倒れるかも

しれない、時間的にも回らなくなる

かもしれない」と言うのです。

 

そして彼の表情がまた一瞬、曇って

肩が落ちたんですね。

(無意識の反応)

 

そして、好きなお客さんや大事な

お客さんのフォローも十分に

できなくなるかもしれない。

 

その影響で、クレームも出るかも

しれない、悪循環になるかもしれ

ないと言うのです。

 

そして彼の表情がどんどん曇って

いきました。

 

「その営業のメンタルブロック

解除してはいけません」

 

なぜなら、そうなるのを分かってて

無理矢理、その営業の

メンタルブロックを外すと自分が

苦しくなるからです。

 

むしろ無意識が抵抗して、うまく

外れず、結果的に効果がでない

可能性もあります。

 

それが潜在意識・無意識が、

メンタルブロックを解除する

セッションを止めている理由でした。

 

人は無意識の自分には気付いて

いないんですね。

(だから無意識と言うのですが・・・)

 

「ではそのメンタルブロックを外すのを

止めておきますか?」と聞くと、

「いえ、外したいんですけど、どう

すればいいんですか?」とのこと。

 

そこで、「そのメンタルブロックを

外した後に困る事を先に解消して

あげないと、もう1人の無意識の

自分が抵抗しますからね」

と伝えました。

 

「では、どうやってその時間が回ら

なくなったり、お客さんのフォロー

ができなくなったりを解消できそう

ですか?」

と考えてみてもらいましたが答えが

見つかりません。

 

そこで私はこんな提案をして

みました。

 

「たとえば、自分が目標にしている

先輩や上司は、既に目標売上げを

達成して、その課題もクリアしている

と思うのですが、そんな人たちに、

自分の不安を相談できませんか?

 

それでその不安を解消するというのは

できないでしょうか?」

 

すると、30秒ぐらい間をおいて

「分かりました、あの先輩に聞いて

みます。時間管理とか、フォローの

やり方とか。それでたぶんいけると

思います」

 

そう答えると腹がすわった感じに

見えました。

(セッションを受ける迷いが消えた)

 

そこで始めても大丈夫だと判断

できたので、セッションを始めました。

 

セッションで出てきたのは、彼は

営業している時、背中に重い

コンクリートのブロックを背負って

いる感覚でした。

 

そして営業するのは苦しいけど仕方が

ない、頑張らないといけないと感じて

いたんですね。

 

なので、そのブロックを背中から降ろ

して、営業するのは楽しいというふう

に思い込みを書き変えました。

(メンタルブロック解放)

 

あの好きなお客さんのところに

行ける、自分が役に立ってお客さん

や取引先から喜びの声や励ましの声

をたくさんもらえて嬉しいと。

 

すると、「まさかこんなことが原因

だったとは思いもしませんでした」

と彼は言っていました。

 

(皆さん、よくそう言われます。

なぜならメンタルブロックは

無意識にあるからです)

 

「それにしても、セッションをする前に、

どうして始めてくれないのか、自分

が気付いていない気持ちに先に

気付いてくれたのにはビックリ

しました」と驚きとお礼の言葉を

頂きました。

(こちらもよく言われます)

 

そして数日後、彼から、

「あれから爽やかな気持ちが

続いていて、仕事の調子がいいです。」

とのメールが届きましたよ。

 

ところであなたは営業や仕事は、

苦しいもの、つらいもの、だから

できればしたくないと思っていませんか?

 

それがもし楽しい感覚に変わったら

どれだけストレスが減り、やりがい

を感じ、パフォーマンスアップや

成果につながるでしょうか?

 

そんな時、あなたの営業の

メンタルブロックを外すのを

止めているモノがないか、意識を

向けてみてくださいね。

 

新しい発見があるかもしれませんよ。

 

そしてもし自分ではまだ気づいて

いない本当の気持ちを知りたい

場合には、私はあなたのお役に

立てると思います。

 

メンタルブロックは、最新の

心理学では24種類に分類され、

それがどのように作られ、

どのように解除するのかまで

が分かっています。

 

24種類のメンタルブロックの

詳細は、こちらをご覧ください。

■24種類のメンタルブロック

 

営業のメンタルブロックも、ほぼ

パターンが分かっているので

簡単に外せますよ。

 

あなたのステージをもっと高めて

くださいね。

 

こちらもご参考に、ご覧ください。

◆「営業・セールスのメンタルブロック(保存版)

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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