陰陽・善悪二元論のメンタルブロック統合


陰陽・善悪二元論の

メンタルブロック統合

 

あなたは、今まで潜在意識、無意識

のメンタルブロックを外すことを

されたことがありますか?

 

そしてもしセミナーや講座、セルフ

ワーク、個人セッションなどで、

いろいろとメンタルブロック解除を

試してみたけど、

 

あまり効果を感じられなかった

のでしたら、この内容を参考に

してください。

 

私の個人セッションを受けて、

「効果は感じているけど、まだ

何か残っている感じがするんです」

と言われることがあります。

 

そこで、さらに調べてみると、

見えてくることがあるんですね。

 

それは、陰陽・善悪二元論に、

とらわれていることがあります。

 

陰陽とは、宇宙の全要素に関係し、

対立しながらも相互に補完し

合っているモノ。

 

それは、陰陽太極図に表現される

ように、白い中に小さな黒点があり、

黒い中に小さな白点があるという

ものです。

 

たとえば、

◆陰(悪い、悪、闇、静、柔、負、

黒、弱、混乱、ネガティブ、マイナス)

 

◆陽(良い、善、光、動、剛、正、

白、強、調和、ポジティブ、プラス)

 

など、陰陽二元論に分類されます。

 

そこで、あなたにとって、

良い、悪い、善悪とは、

どんなものですか?

 

たとえば、

◆努力するのは良い、

努力しないのは悪い

 

◆ルールを守るのは良い、

ルールを守らないのは悪い

 

◆礼儀・マナーがあるのは良い、

礼儀・マナーがないのは悪い

 

◆約束を守るのは良い、

約束を守らないのは悪い

 

◆怒られないのは良い、

怒られるのは悪い

 

◆幸せは良い、不幸は悪い

 

◆成功は良い、失敗は悪い

 

◆キチンとしているのは良い、

キチンとしていないのは悪い

 

◆チャレンジするのは良い、

チャレンジしないのは悪い

 

◆行動するのは良い、

行動しないのは悪い

 

◆柔軟性があるのは良い、

柔軟性がないのは悪い

 

◆成果を出すのは良い、

成果を出さないのは悪い

 

◆完璧なのは良い、

完璧じゃないのは悪い

 

◆仕事ができるのは良い、

仕事ができないのは悪い

 

◆自信があるのは良い、

自信がないのは悪い

 

◆正しいのは良い、

正しくない、間違いは悪い

 

◆勝つのは良い、

負けるのは悪い

 

◆人間関係がいいのは良い、

人間関係が良くないのは悪い

 

◆ポジティブ感情は良いけど、

ネガティブ感情は悪い

 

◆執着や罪悪感を持たない方が

良い、執着や罪悪感を持つのは悪い

 

これら良い、悪いの判断基準は明確

ではないものもあり、個人の感覚

で、その時の状況でも変化したり、

矛盾する時も出てきますよね。

 

たとえば、

ある部分は、キチンとしてるけど、

ある部分は、キチンとしてない

 

ある部分は、仕事ができるけど、

ある部分は、仕事ができない

 

ある部分は、人間関係がいいけど、

ある部分は、人間関係が良くない

 

ある部分は、自信があるけど、

ある部分は、自信がない

 

ある部分は、正しいけど、

ある部分は、正しくない、

間違っている

 

怒られないのは良い、だから

怒られないように隠そう

 

怒られるのは悪い、といっても

相手が勘違いや自己都合で

怒っていることもある

 

だいたいポジティブ感情が多いから

良いけど、時々ネガティブ感情に

なるから悪い

 

執着や罪悪感はほぼ持ってないから

良いと思うんだけど、何かの瞬間に

なぜか持ってしまっていることに

気付いて、どうしたらいいか分から

ない

 

そもそも、

ある部分は、良いけど、

ある部分は、良くない、悪い

 

さらに、そんな良い、悪い、善悪

の基準が、他人、自分、自分が

好きな人、嫌いな人、身内で

変わったりすることもありますよね。

 

そしてその良い悪い、善悪を人や

自分に当てはめて、裁いたり、

責めたりして、自分や人を傷付け

たりすることがあります。

 

では、『陰の自分、陽の自分』とは、

どういったものでしょうか?

 

たとえば、

◆性格が明るい、穏やか、自然体、

優しい、正直、誠実、柔軟性がある、

向上心がある、能力が高い、人間関係

がいい、リーダーシップがある、

 

責任感がある、成果を出す、楽しい、

夢・目標に向かって突き進んでいる、

皆んなに応援されている、周りの

皆んなが笑っている、仕事ができる

自分は、『陽の自分』などでしょうか。

 

そして、たとえば、

◆上手くいくと、傲慢になる、人を

見下す、人をバカにする、不誠実、

ウソをつく、

 

上手くいかないと、イライラして

怒りが爆発して人にキレる、

責任転嫁や責任逃れする、

落ち込んで泣き言を言う、

ずる賢い、自信が無い、

 

自分勝手や自己中心的、支配的、

頭が固く人の話を聞かない、

無責任、恥ずかしい自分、情け

ない自分、みじめな自分、傷付いて

苦しんでいる自分、人や世の中を

憎む、恨む、妬む、人の悪口を言う、

愚痴を言う、などは、『陰の自分』

でしょうか。

 

私たちは、通常、自分が良い、

善と感じている『陽の自分』は、

認めて受け入れ、表に出すことが

できますよね。

 

ですが、自分が、良くない、悪と

感じている『陰の自分』は、

認められず、受け入れられなくて、

心の奥に抑圧して閉じ込めている

ことが多いんですね。

 

「メンタルブロックを外しても、

まだ何か残っている気がする・・・」

 

そんな場合は、本人がまだ気付いて

ない、もっと深い潜在意識・無意識

に埋もれている、あるいは閉じ込めて

いるメンタルブロック、インナー

チャイルド『陰の自分、悪の自分』が、

 

「ここから出してくれー

自由にしてくれー、つらいよー、

苦しいよー」

 

と訴えていることがあるんですね。

 

なので、これらの自分を、統合

する必要があるのです。

 

ちなみに、統合とは、制限となる

思い込み、メンタルブロック、

自我、エゴ、インナーチャイルド、

『陰の自分、悪の自分』を、

 

部分的に書き換えるものでもなく、

手放すのでもなく、切り離したり、

消し去るものでもありません。

 

たとえば、

◆怒るのは、良くないから怒らない

ように書き換えよう

 

◆ネガティブな感情が湧いてくる

のは、良くないから、ネガティブ

な感情が湧いてこないように

無くそう、消そう

 

◆自信がない自分は、イヤだから

自信を付けようとか、自信がない

自分は、あっちに行け

 

◆他責思考よりも、自責思考の方が

重要。だから、上手くいかないのは

自分が悪いんだ、ダメなんだ。

そんなダメな自分のメンタルブロック

を変えよう

 

というのは、統合ではありません。

 

そもそも、そういう考えだと

自己否定になるので、別の心の

痛みや苦しさが生じてくることが

あります。

 

そうではなく、

ネガティブな感情があっても当然

だよね、人間だもの、

 

あの時は、苦しかったよね、

そう感じたよね、とまずは気持ちを

くみ取ってあげることが重要です。

 

そして、

ネガティブもポジティブも、陰も陽も、

善も悪も、丸ごと全て受け入れて

認めていくのが、統合となります。

 

これらを統合することで、さらに

深いメンタルブロックが外れ、

陰陽・善悪二元論から抜け出せる

ことができます。

 

もちろん、良いも悪いもない、

と言っても、法律に違反するような

犯罪は、当然ダメですけど(笑)

 

正しいも間違っているもない、

と言っても、仕事のやり方やルール

など、正しい間違っているの基準

が明確にある場合もあるので、

それは、守る必要があります。

 

ですが、私たちが気付いてない

潜在意識、無意識の中でも、陰陽、

善悪などの二元論のメンタルブロック

にとらわれて、

 

無自覚の、~べき、ねばならない、

してはいけない、などに縛られて、

身動きできなくなったり、苦しく

なっていることがあるんですね。

 

なので、私たちが無意識の心の縛り

から解放されるためには、この

陰陽・善悪二元論のメンタルブロック

を統合して、自由になる必要がある

のです。

 

世界は、特に2020年のコロナ以降、

ワクチン問題、ロシアーウクライナ

問題、イスラエルーパレスチナ・

中東問題、台湾問題、北朝鮮問題、

アメリカ、日本、国際情勢など、

 

分断、対立の二元論で混迷している

ように感じます。

 

この時代から私たちへのメッセージ

は、自分の中の陰陽・善悪二元論を

統合する必要性に気付かせようと

しているのではないでしょうか。

 

ところでこれを読んで、あなたの

心の奥の『陰の自分、悪の自分、

闇の自分、影の自分』インナー

チャイルド、メンタルブロックは、

何と言ってそうですか?

 

参考記事

◆善悪・完璧主義のメンタルブロックを外す

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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