社員100人の経営者でもお金のメンタルブロック?


お金をください

社員100人の経営者でもお金のメンタルブロック?

 

 

あなたは、お客様に請求書を出す

時や、「お金をください」と伝える

時、ストレスを感じていませんか?

 

以前、神奈川県で、ある業種最大

規模の会社(社員100人以上)

の3代目経営者(50代)が、

口コミ・紹介でこんなコンサル

を受けに来られました。

 

(本人の許可を得てご紹介します)

 

「お金は、いいもので欲しいとは

思いますが、ストレスを感じる時が

あります。

これを何とかできませんか?」

 

具体的に、どんなことで困って

いるのか尋ねてみました。

 

するとその経営者は、メイン会社とは

別に、スタッフ数名ほどのデザイン

会社も経営しているそうです。

 

そのデザイン会社の方で、お客様に

請求書を出す時、心理的に抵抗が

あってストレスを感じるという

のです。

 

「あれ?それは、

お金のメンタルブロックでよく

出てくるテーマの1つですよ。

 

社員100人もいる会社を経営

しているのに、お金を請求する時、

ストレスを感じるんですか?」

 

と尋ねると、それが「ある」と

言うのです。

 

そこで、セッションでは、

そのデザイン会社で、お客様に

請求書を出す時、どんな心理的な

抵抗を感じているのか、イメージ

してもらいました。

 

すると、だんだんと、心の中の

葛藤が浮かび上がり、お金に対する

ネガティブな記憶がよみがえって

きたのです。

 

元々、その方は、祖父、父親と

その社員100人規模の会社経営

を2代続けてきた家です。

 

駐車場には高級車が数台並ぶほど、

子供の時から何不自由なく裕福に

育てられたそうです。

 

ところが、彼が中学生の時、

理由があってご両親が離婚。

 

彼は母親に引き取られます。

 

すると、今まで住んでいた大きな家

から一転して、6畳ほどの古びた

アパートで母親と過ごすことに

なりました。

 

それまでの生活はいったい何だった

んだ、と思えるぐらいに、

奈落の底に突き落とされた気持ちに

なったそうです。

 

自信を失い、情けなくて、

恥ずかしくて、毎日、人目を避ける

ようになっていきました。

 

「何で離婚なんかしたんだよ!」

 

家では、母親を激しく責め立てます。

 

「自分をこんな目に合わせた

母親にも、親父にも、怒りが

こみ上げて、こみ上げて・・・」

 

お金が無いって、こんなにも

みじめなのか!

 

自分を捨てた親父が憎い!

 

金なんかクソ食らえ!

 

父親も母親も許さない!

 

このやり場のない気持ちを

どうすればいいんだ!

 

母親は、いろいろな仕事を

掛け持ちして苦労して自分を

育ててくれてるのに、

何もできない無力な自分。

 

高校に進むも、悔しくて、

いつも苛立っていて、

「高校なんか辞めてやる!」

と言い続けます。

 

ですが母親からは、

「せめて高校だけは卒業して・・」

と懇願され、口ゲンカする毎日。

 

そして彼は、グレて、ケンカしたり、

荒れる日々を過ごすのでした。

 

その時の怒り、悲しみ、虚しさ、

憤り、ぶつけようがない感情が

ふつふつと過去の記憶として、

よみがえってきたのです。

 

そして、お金に対するイメージが

その15才前後の数年間の記憶と

結び付き、50才を過ぎても影響し、

ストレスを感じていたのでした。

 

そこで、その時のネガティブな

感情を、ゆっくり呼吸法などを

使って解放していきました。

 

そしてだいぶ出しきったところで、

今度はお金に対するイメージを

聴いてみると、

 

ボソボソと小声で、

「お金は、怖いもの。

急にあんな生活をさせる怖いもの」

と語ってくれたのです。

 

15才頃の多感な年代に、そんな体験

をすると、そう思い込んでも不思議

ではありません。

 

そして、お金に対して、そんな

イメージや思い込みを今後もずっと

持ち続けると自分にとって、

どんな影響があるでしょうか?

 

お金に関することがある度に、

潜在意識にあるその時の記憶や

感情が暴れ始め、お金への恐怖心が

出てくるのです。

 

これは、お金に対して、間違った

イメージや思い込み、意味付けを

したからなんですね。

 

その時は、そう思い込んだかも

しれません。

 

ですが、もしもお金に対して、

新しい意味付けができるとしたら、

どんなものがいいか、本人に聞いて

みました。

 

すると、

「お金は、人を幸せにする

素晴らしいもの、愛の象徴」

という言葉がでてきたので、

そのように新しく意味付けを

しなおしました。

 

それと同時に、

「お金が無い自分は価値がない」

という思い込みも出てきたので、

 

こちらも思い込みを変えました。

 

(潜在意識の書き換え)

 

そして、再度、請求書を出す時を

イメージしてもらったところ、

最初のストレス・恐怖心はもう感じない、

と言うのでセッションは終了。

 

「あー、もっと早くこれを

受けたかったー!」

 

セッション直後、その経営者は

そう言っていました。

 

そして、

「私は、その後、父親と和解して、

今は父親の会社を継いでいます。

 

今は、父親にも母親にも、恨んだり、

憎んだり、怒ったりしてないし、

仲もいいです。

 

でも、過去の記憶が、今の自分に

こんなに影響しているとは意外

でした」と言っていました。

 

 

時々、ご相談に来られる方で、

昔は親といろいろあったけど、

今は仲が良くて問題はないです。

 

あるいは、

親は既に他界してもう和解すること

ができません、と言われる方が

います。

 

もちろん、軽いメンタルブロック

でしたら、親と和解して仲直りする

ことで解消されることがあります。

 

ですが、それは問題ではありません。

 

解決したいそのお悩みや問題と

なる原因が、どのようにできたかが

重要となってきます。

 

その多くは、過去の子供の頃の体験

で、どのような思い込みや意味付け

があり、それが潜在意識や無意識に

あるかどうかとなります。

 

その多くは、過去の子供の頃の体験

で、どのような思い込みや意味付け

があり、それが潜在意識や無意識に

あるかどうかとなります。

 

でも忘れている過去の記憶や

無意識や潜在意識に残っている

思い込みを、どうやって思い出せば

いいの?と疑問に思うかもしれません。

 

その解決方法は、私が本人の忘れて

いる潜在意識にアプローチして、

質問することで、

 

本人がそれを思い出しやすくなり、

間違った思い込みが見つかることで、

その思い込みを変えることができる

のです。

 

セッションからおよそ3ヶ月後、

あるイベントで、その経営者と

お会いする機会がありました。

 

その後、請求書を出す時のストレスは

無くなったそうです。

 

さらに、定期的に気分が下がっていた

ことがあったそうですが、それもほぼ

無くなったと、ニッコリと弾んだ声で

喜んでいました。

 

その定期的に気分が下がることも、

非常に改善したかったことだった

そうです。

 

人には、いろいろな事情があって

その時々に応じて、間違った思い込み

を持ってしまうことがあります。

 

今回の経営者も、請求書を出す時の

お金のストレスが減り、定期的に

気分が下がることも解決できて、

本当に良かったです。

 

ところあなたは、お客様に請求書を

出す時や、「お金をください」

と伝える時、あるいは営業する

時に、ストレスを感じることは

ありませんか?

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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