仕事のやる気が無くなる抵抗感のメンタルブロック

■ 1.【日常の違和感・痛みの自覚】

かつては情熱を注げていたはずのビジネスなのに、規模が拡大するにつれてマネジメントや数字の管理,トラブル対応ばかりに追われ、なぜか急激にやる気が失われていく・・・

「本当にやりたかったのはこれじゃない」という深い違和感と、動けない自分にムチを打つ日々に限界を感じていませんか?

■ 2.【セッション事例】

● 多店舗整体院、50代経営者Aさんの「前進への急ブレーキ」

(許可を得て、本人が特定できないように加工してご紹介します)

少し前、多店舗展開されている整体院の経営者Aさんから、こんなご相談がありました。

創業時、1店舗を1人でやっていた時までは、純粋にやりがいを感じて、やる気にも満ち溢れていたそうです。

それが店舗展開し始めた頃から、スタッフ同士の揉め事、お客さんからのクレーム対応、WEBシステムの不具合や取引先との契約トラブルなど、煩わしいことに時間とエネルギーを奪われ始めました。

「自分が本当にやりたいことが、完全にできなくなっているんです。

患者さんがよくなって喜ばれるのは心から嬉しい。

ですが、集客や経営数字に追われ、トラブル対応やマネジメントに追われるのは、私が本当にやりたかったことなのかな……と。

そう思うとげっそりとして、強い抵抗感が出てきてやる気が落ちてしまうんです。

今は自分にムチ打って頑張れてますけど、これは心理的にどうにかなりますか?」

そう言ってぐったりとされるAさんに、私は聞いてみました。

「自分がやりたくないことをやり続けている今、その抵抗感ややる気が落ちる時というのは、身体的にどんな感覚ですか?」

Aさんは、

「自分の身体の力が抜けてガックリして、心の中では『イヤだ、もうやりたくない』とつぶやいているような感じです」

と言われました。

その感覚は、多店舗展開し始めた7年ほど前から感じており、それより前にはなかったとのこと。

そこで私は、その身体の力が抜けてガックリした姿勢をあえてとってもらい、心の中で「イヤだ、もうやりたくない」と何度かつぶやいてもらいました。

して、「この感覚、小学生の頃か、その前後に感じたことはありませんか?」と尋ねてみたのです。

するとAさんは、何かを思い出したようにハッとして、幼少期の記憶を語り始めました。

「ありました。

小学校低学年の頃です。

もの心ついた頃から、母親が自宅でピアノ教室をやっていました。

私は子供ながらに、母親が優雅で楽しそうに演奏している姿に憧れ、幼稚園の頃からピアノを習い始めたんです。

最初は楽しかった。

でも、段々とレベルの高いことを習い始めると、優しいお母さんが急に怖い顔になり、私の手の甲をピシッと叩いて『また間違えた、何度言ったら分かるの!やり直し!』と頻繁に怒られるようになったんです」

Aさんの表情は、当時の痛みを思い出したように強張っていきます。

「ある時、『もうイヤだ、楽しくない、ピアノをやめたい!』と言ったのですが、お母さんは『あなたがやりたいと言ったんじゃない。

甘えは許しませんよ』と。

子供の私は母親に逆らえず、泣く泣くピアノを続けさせられていました。

あの時は、本当につらかった……」

最初は純粋な憧れや楽しさから始めたのに、規模やレベルが上がるにつれて厳しくなり、「楽しくない、やめたい、つらい」と強制される場所になってしまったピアノ。

「その感覚が、大人になって、最初は直接お客さんに喜ばれて楽しかった仕事が、規模が上がるとともに自分のやりたいことではない仕事が増えて、抵抗感が出たりやる気が落ちたりする感覚と、つながっている感じはありますか?」

そう問いかけると、Aさんはハッとした表情になり、

「あ、ホントだ……完全に、つながっていますね」

と、声を出されたのです。

子供の時「楽しくない、やめたい、つらい」と感じていた感覚のメンタルブロックを外した方がいいと思うのですが、どうされますか?とお聞きしました。

すると、「外したいです」とAさんが言われたので、メンタルブロック解除セッションをしました。

セッションを通じて、Aさんは幼少期の「ピアノ=つらい強制」という記憶の書き換えを行い、当時の捉え方を再定義しました。

その結果、過去の縛りから解放され、1ヶ月後には経営業務やマネジメントに対して「面倒くさい」と思うことはあっても、以前のような抵抗感ややる気の低下は一切なくなり、むしろ仕事にやりがいやハリを感じてスピーディーにこなせるようになりました。

現在は、本来のクリアなエネルギーを取り戻し、以前のような足踏みをすることなく、スピーディーにビジネスを推進されています。

■ 3.【メンタルブロックの『多重構造』と『利得』】

なぜ、これほどまでに経営の仕事に抵抗感が出てしまうのか?

それはメンタルブロックは、以下のような多層構造になっているからです。

階層 心理状態 具体的な現れ方
表層(悩み) 行動のストップ 多店舗展開後のマネジメントや数字管理、煩わしいトラブル対応への強い抵抗感・やる気の低下
1層(防衛) エネルギーの枯渇 心の中で「イヤだ、もうやりたくない」と身体の力がガックリと抜け、ムチを打たないと動けない状態
2層(原体験) 過去のトラウマ 幼少期、ピアノのレベルが上がるにつれて母親から厳しく怒られ、「やめたい」と言っても許されず強制された恐怖

● 潜在意識が隠し持つ「無意識の利得・メリット」

「やる気を失わせる(行動を止める)」ことで、これ以上レベルが上がり、さらに過酷な責任やプレッシャー(母親からの期待が、周りからの期待とつながっている)から、自分を守っている。

そして周りの期待に応えられない、ゆるめられないことは、母親からの期待に応えられず、怒られて、ガッカリ落胆させ、悲しませることにつながります。

それは、子供のAさんにとって重要な愛のつながりなのです。

■ 4.【本来の自分へ戻るステップ&終わらせる分岐点】

ここで、あなた自身に問いかけてみてください。

「あなたが今、特定のビジネス作業に対して感じている、その強烈な『拒絶感』は、いつ頃、誰との関係性で作られたものですか?」

現在のビジネスで行き詰まっている原因の多くは、今、目の前にあるタスクそのものではなく、過去の記憶が引き起こす反応パターンのメカニズムがあります。

この反応パターンに気づき、根本の構造を解体すること。

それこそが、自分にムチを打する経営を捨て、本来のエネルギーを取り戻して次のステージへ進むための「唯一の分岐点」です。

ここから先、その心のブレーキ、メンタルブロックを緩めていくルートは2つあります。

もし、ご自身のペースで、自分の心の中にある「メンタルブロック24種類心のクセ」のパターンを整理したい方は、以下のステップを読み進めてみてください。

💡 じっくり自分で整理を進めたい方へ:「24種類の心のクセ」はこちら

そして、もし「頭では分かっているけど、どうしても自分では解決できない」「なぜなんだと自分を責めるループから一気に抜け出し、本来の自分を取り戻して実力を発揮したい」と感じる方は、安心してお問合せください。

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セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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