人目が気になるメンタルブロック


人目が気になるメンタルブロック

 

あなたは、人によく見られたい

気持ちはありますか?

少し前に、『人は見た目が9割』

という本が話題になりましたよね。

 

以前、50代の経営者Aさんから、

こんなご相談がありました。

 

(許可を得て、本人が特定できない

ようにしてご紹介します)

 

「スタッフ3人ほどの士業事務所を

経営しています。

 

規模をもっと大きくしたくて

マーケティングを学んでいますが、

実践することが難しく感じて

います。

 

たとえば、同業他社と差別化する

ために、オリジナリティや独自性

を打ち出せと言います。

 

ですが、地域の士業団体に属して

いるので、同業から変なことを

やり始めたと見られたくなくて、

なかなか進みません。

 

また、自分の創業ストーリーや

理念を明確にして、もっと尖れ!

と言われます。

 

これも同業から変に見られたくない

し、お客様は、社員20人以上の

中小企業が多いので、尖った士業に、

仕事を依頼するイメージがありません。

 

そして、喜んでくれたお客様に

『お客様の声』を集めるように

言われますが、

 

守秘義務があるため、お客様に

『喜びの声』を頂けませんか?

とお願いしにくいのです。

 

これらマーケティング実践の壁に

なっているのは、実は、私が人目

を気にしているからなのでは?

と思い始めました。

 

こういうことはメンタルブロックを

外すことで解消できますか?」

という内容でした。

 

確かに、人目が気になる

メンタルブロックがありそうなので

解消可能ですよ、とお伝えすると、

セッションを受けることに。

 

セッションを受けに来られたAさん

は、紺のスーツが似合う爽やかな

イケメン。

 

そんなAさんから、こんなご相談

があったんですね。

 

「マーケティングで、様々な差別化

の成功事例を聞くのですが、私が

取り入れるのは難しく、

 

ウチの事務所ができることは、誠実

に対応し、真面目にお仕事をする

だけです。

 

もう少し柔軟性を持ちたいのですが、

ダメなものはダメと融通がきかなく

なっているように感じています」

とのこと。

 

そこで私は、Aさんがもう少し

柔軟性をもって、オリジナリティや

独自性を打ち出したら、どうなり

そうですか?とお聞きすると、

 

「同業やお客様から、変に思われる

んじゃないか、変に見られるんじゃ

ないかと気になります」

とAさん。

 

続けて私は、もし同業やお客様から、

変に思われたり、変に見られたら、

Aさんは、どう感じますか?

とお聞きすると、

 

「同業からは、何を格好付けてるんだ

と睨まれたり、批判されたり、妬まれ

たり、仲間外れにされるかもしれ

ません。

 

お客様からも、チャラチャラして

いると軽く見られそうです。

 

そもそも私は、人から注目される

ことに違和感を感じるんです。

 

何だか自分で、身動きできなくして

いる感じですよね」

と苦笑いのAさん。

 

そこで私は、人に変に見られたく

ない、よく見られたいという気持ち

が強いことで、他に何か困っている

ことは起きていませんか?

とお聞きすると、

 

「本当は、ブログやSNSなどで、

仕事の専門性などをもっと情報発信

したいのですが、なかなかできず、

できたとしても無難な感じになって

しまいます」とのこと。

 

そこで、いつ頃から、Aさんは、

そのように人目を気にする気持ちが

強くなったのですか?とお聞きすると、

 

Aさんは、こんなことを教えて

くれたんですね。

 

「ちょっと恥ずかしいのですが・・・

 

私は、中学高校の時、勉強は普通

だったのですが、サッカー部で

人気者でした。

 

バレンタインチョコもラブレター

もよくもらってて、同級生は私を

見ながらコソコソ噂話をして

いました。

 

サッカーの試合があると女子が応援

に来ていたので、チームメンバー

から『どうせA目当てだろ!』とか、

 

体育祭や文化祭のクラス会議でも

『カッコいい役は、Aだよね』

と、からかわれていたんですね。

 

高1の頃、同学年でカワイイと評判

だった女の子と付き合い始めた時、

よく冷やかされて本当にイヤでした。

 

ある時、悪そうな先輩たち10人

ぐらいから、学校の屋上に呼び

出され、

 

『お前、ちょっといい気になって

んじゃねーのか?生意気なんだよ』

と言われて脅されたんですよ。

 

10対1だったので、さすがに私も

低姿勢で通したので、暴力を受けず

に済みましたが、かなりヤバかった

です。

 

多くの人たちは、好意的なのに、

一部の人たちや悪い先輩たちの

コソコソ噂話する視線に悪意と

妬みを感じて、

 

もう本当に、どうしたらいいんだ

と深く悩んだんです」

と渋い表情のAさん。

 

そんなことがあってAさんは、

どうされたんですか?とお聞き

すると、

 

「私は、段々と、サッカーでゴール

をキメたり、リーダーシップをとる

のは、ほどほどにして、あんまり

目立たなくするようになったんです。

 

彼女とも、学校ではほとんど話さ

ないようにして、つらい思いを

させました」とAさん。

 

そこで私は、Aさんは、人の妬み

や悪意の視線がしがらみになって、

自分や彼女を守るために、人目を

気にして社会に適応していった

んですね、とお伝えすると、

 

「そうなんです、人目がしがらみに

なっていったんです・・・」

とAさんは、訴えるような表情に。

 

私は、内容から判断すると、これは

人目が気になるメンタルブロックに

近いですが、どちらかと言うと、

目立ってはいけない、目立ちたく

ないメンタルブロックですね。

 

この

『目立ちたくないメンタルブロック』

があると、人目が気になるだけで

なく、人から注目されることに怖さ

を感じるため、ビジネス発展の

ブレーキや壁になる可能性があり

ます。

 

そのため、外した方がいいと思い

ますが、どう思いますか?と聞くと、

 

「外したいです」とAさん。

 

そこでAさんが感じていたコソコソ

噂話する視線に悪意と妬みを感じる

怖さ、悪い先輩たちに呼び出された

時の怖さなど、

 

『目立ちたくないメンタルブロック』

を解放していきました。

 

私は、さらにこの中学高校生の時

より前に、人目が気になる、人に

変に見られたくないという感覚は

なかったですか?と尋ねてみると、

 

「何となく小学生の頃には、あった

ような気がします・・・」とAさん。

 

どんなことがありましたか?

と聞くと、

 

「お母さんが、人目や世間体を

気にして、口グセのように、

 

◆人に迷惑をかけてはいけません

 

◆もっと人の気持ちを考えなさい

 

◆そんなことしたら世間から、どう

見られるか・・・

 

◆勉強ができないと恥ずかしい

(私は勉強はイマイチでしたが。笑)

 

などと、よく言っていました」

とAさん。

 

こちらは、お母さんの口グセの刷り

込み、お母さんの価値観を受け取った、

『人目が気になるメンタルブロック』

で、これもAさんは、外したいとの

ことで外していきました。

 

セッション直後、Aさんは、

「あ~、何だろう、肩や首がとても

軽くなりました。

 

今まで、こんなに緊張して身体が

カチカチになっていたことに、

気付いていませんでしたー」

 

と笑いながら、肩や首をぐるぐる

回していました。

 

その後、Aさんは、そんなに人目

が気にならなくなり、人の視線や人

から注目されるのも怖くなくなり、

柔軟性も出てきて、オリジナリティ

や独自性を作るのが進み始めたそう

です。

 

そして、お客様の守秘義務は守り

つつ、関係性が深いお客様には、

匿名で【お客様の声】をお願いする

こともできるようになり、

 

マーケティングの実践も進み始めた

とのこと。

 

さらに、ブログやSNSで仕事の情報

発信も、できるようになり、

 

日々の仕事の疲れも、以前とは

比較できない程、ラクになったと

喜びのメッセージを頂きました。

 

ちなみにあなたは、人目が気になる、

よく見られたい、変に見られたく

ない気持ちはありませんか?

 

この

『人目が気になるメンタルブロック』

は、大なり小なり、ほとんどの人が

持っています。

 

ただ人によって、その気持ちが強く

なり過ぎると、それがしがらみや制限

となって、行動が止まったり、お困り

ごとが起きてくる場合があるんですね。

 

そんな時は、

『人目が気になるメンタルブロック』

を外すことで、そんな問題やお困り

ごとが解消できますよ。

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

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